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第46話

昼休み──── 3人で屋上に行ってお昼ご飯を食べながら話すことにした 「で、咲人ほんとに大丈夫だったんかよ」 心配そうな顔をしながら流星が聞いてきた 「う、うんてか……その」 んー、成世と付き合う事になったこと言った方がいいのか...? でも、柊輝みたいに賛成するか?これ言って引かれたらどうしよ... 「??なに?」 俺が話すのをやめて考えていると不思議に 思ったのか春弥が聞いてきた 「成世とさ...…付き合う事に...なった。」 「「えぇ?!」」 「咲人マジで?!」 「無理やりじゃないの?」 「うん、、」 引かれると思ったけど大丈夫そう...? この後成世と付き合う事になった経緯を 話した 「……引いた?」 俺が話している間も2人は黙って聞いて いただけだった 「……いーや、咲人のその顔見て引くわけないじゃん」 「確かにな」 え?俺今どんな顔してんだ? なんか2人がニヤニヤしてる気もする……? 「賛成してくれんか?」 うん と2人は頷いてくれた まだ出会って1ヶ月も経ってないけど2人は仲良くしてくれて今回の事も理解してくれた 「やばい...泣きそゔ」 「え?!ちょ、泣くなって‪w」 「咲人そんなに涙脆いんか?‪w」 2人は笑いながらも俺の事をなぐさめてくれた その後俺が落ち着いた後にたわいも無い話 などをしながらお昼ご飯を食べて午後の授業を受けて放課後となった 「咲人ー放課後遊べる?」 帰りの準備をしていたら前の席の春弥が 誘ってきた 「んー、、」 成世が良いって言うかな... 「ちょっと、聞いてみる」 「あー、おけ」 電話の方がいいかな そう思い俺は成世に電話をかけた 『さく!どうしたの?てか、朝ほんと ゴメン』 「あのさ放課後遊んでいい?」 『は?ダメ』 「じゃあ、朝のこと絶対許さない」 『えぇー、、、』 成世が嫌なそうな声をあげた後に遠くの方で話す声が聞こえてきた 『安積ー!!』 『なんですかー?!』 『お前今からさくのところ行け』 『え?あ、はいッス』 「え?成世何言ってんの?」 『今日だけ遊んでもいいけど安積つけるから、これで機嫌直して?』 「はぁ?!なんでだよ、俺もう逃げねぇし 良いじゃん!」 『じゃあ、遊んじゃダメ』 コイツッ…… 「分かったよッ!」 『いい子、安積来るまで学校から出んなよ?あ、あと門限ちゃんと守れよ?』 「はいはい」 「咲人どうだったん?」 スマホをポッケにしまい教室に戻ると流星と居た春弥がそう聞いてきた 「良いって言わけたんだけど……」 「??けど?」 「その、安積さんって人がついてくるって...」 「ほんとゴメンな?」 俺は両手を顔の前で合わせて2人のことを見た 「全然いいけど、安積さんって俺達のこと送った人だよな?」 「うん」 「なら顔みたことある人だし大丈夫だろ」 「ありがとな」 2人とも優しすぎてまた泣きそう... てか、安積さんって幹部じゃなかったっけ 俺のお守りなんてしてていい人なんか? なんて疑問を持ちながらも安積さんが来るまで2人と一緒に待つことにした

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