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第49話

時計を見たら7時30分そろそろ行くか スマホのマップを開いて玄関から出る 歩いてじゃさすがに遠いいから電車乗んなきゃなんだよな 1人で学校行くの初めてだからなんかワクワクしてくる 俺の方向音痴説?があるから念の為十分に余裕を持って家を出たから遅刻する心配はないと思う……たぶん …………あれ?俺もしかしてフラグ回収した?ここ何処だよ 何処で道を間違えたのか駅がありそうな 場所じゃないところまで来ていた なんかでっかい和風系?の家あるけど その家の前で立って居ると敷地内から厳つい男が 2人出てきて俺の事を見るなり 「おい、兄ちゃんここに何の用だ子供の遊び場なんかじゃねぇぞ」 なんていかにもヤクザっぽい感じのことばを言ってきた 「あ、いやその道に迷って......」 この歳で迷子とか恥ずかしすぎるッ...... 恥ずかしさを堪えながら厳つい男2人に今の場所を聞くことにした 「あー?ここは…?!」 男の1人が答えてくれようとしたときに敷地内からもう1人出てきた 「「安積さん!お疲れ様です!」」 え?安積さん? 「おめーら何してん...だ、、咲人くん?!」 「ハハ...おはよ〜…」 敷地内から出てきたのは安積さんだった もしかしてここ…成世の組のところ? 「安積さんお知り合いですか?」 厳つい男の1人が安積さんにそう聞いていた 「知り合いも何も組長のあれだ」 「「え?!……失礼なこと言ってすんませんでした!!」」 すごい勢い......謝らなくてもいいのに 謝られると逆に困るし...... 「あ、いや全然...」 「てか、咲人くんここで何してんの?」 ゔッ……やっぱり聞いてきますよね〜… 「いや、、ま…いご?ハハ...」 「マップはどうしたん?」 「見てはいたんだけど……」 今更だけど道案内つければ良かった…… 「取り敢えず組長に報告…」 「待って!成世には言わないで?」 一人で大丈夫とか言ってるのに迷子とか 言えないだろ… 「えー、でもなぁ……」 安積さんが困った顔をしながら悩んでいると聞きなれた声が耳に届いてきた え、、まさかこの感じは…… 「安積ー、ここなんだけど……さく?!」 ですよねー、、 「なんでこんなとこ居るの」 「いや、、その……」 言えない、、迷子とか絶対に言えない…… 俺がとぼけて居ると安積さんが 「迷子。らしいです」 安積さん〜!!言っちゃったよ…… 「取り敢えず中入ろ」 俺は成世に半強制的に中に連れていかれた

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