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第50話
「で?一人でも大丈夫って言ってたのは誰だっけ?」
「俺デス...」
「だから休ませるって言ったんだろ?」
「ごめん、、」
迷子になるわ成世には怒られるわで色々と後悔する……
それに、、成世は忙しいはずなのに迷惑かけたし…
「さく、家まで送るから今日は学校休も?」
「……わかった」
これ以上成世のこと困らせられないし、言うこと聞いとくことにした
「ん、いい子」
いつもの様に雑に俺の頭をワシャワシャと撫でてきた
「さくの事だからどうせ朝ごはん食べてないでしょ?」
ギクッ
「い、いや?食べたし」
本当は食べてない…けど食欲ないし!
「へぇー、嘘つくんだ、、お仕置がひつ…」
「ごめんない!食べてません!」
お仕置とか物騒なこと言ってくるから正直に言うしかないじゃん!
「よろしい、んじゃ、ちょっと待ってて」
「ん、」
(成世side)
「あ゙ー、さくに会いたい…」
今日さくが帰って来る前に京希から連絡があった
何やら組の奴らが他の組の奴にやられたらしい、そんな事ほかの幹部に後始末させとけばいいんだけど、今回はその相手の組がめんどくさい奴らで今始末しとかないと後々もっと面倒くさくなる…だから俺を含む幹部の奴らも全員でやる事になった
俺はどちらかと言うと指示を出す立場だから現場に行くわけじゃないけど家からだと色々と大変だから屋敷の方に来なければならなくなった
おかけでさくと2日間以上会えなくなったし
最悪...
「組長、まだ半日もたってません」
ブツブツ文句を言っていたら京希がそう言ってきた
「数時間でも無理!」
「ハイハイ、終われば帰れますから早く片付けてください」
とりあえず今日やることは終わった明日は朝早くに起きてやる事やってから指示を出す事になってるから早めに寝ることにした
さく、一人で寝れんかな
「安積ー!?」
「……………」
アイツどこ行ったんだ?
「神崎、安積どこ」
近くにいた安積と同じ幹部の神崎に安積の居場所を聞く
「安積スか?さっき正門の方で見かけましたよ」
「さんきゅ」
正門の方って何してんだ?
あ、いたいた
「安積ー、ここなんだけど……さく?!」
制服を着てやべって顔をしたさくがいた
「なんでこんなとこ居るの」
「いや、、その……」
何とぼけてんの?俺に言えないようなことを安積と話してたんか?
そう思うと会えなかったストレスと重なって少しイラついてきた、
「迷子。らしいです」
なんだ迷子か、やっぱり方向音痴発動してんじゃん……
だから休ませるって言ったのに
安積が俺にそう伝えるとさくは安積の方を見て焦ってるし
「取り敢えず中入ろ」
さくを半強制的に中に入れて話を聞くことにした
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