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第52話
「じゃ、俺行かなきゃだから」
「ん、行ってらっしゃい」
「不要不急の外出はしないこと!」
そんなに釘さしてこなくても大丈夫だし
「わってる」
暇……
何もすることなくなったし、寝るに寝れないし
そーいえば春弥達に休むこと言ってなかったっけ
3人のグループに送っとけばいいか
"ごめん、俺今日休む"
”え?!なんで?!体調不良?”
`調子悪いんか?`
2人とも既読はえーな、、
するといきなり電話がかかってきた
春弥?
「もしもし?」
『体調大丈夫なの?!』
「めっちゃ元気」
『じゃあなんで?』
スマホからはスピーカーにしているのか琉晴の声も聞こえてきた
「えっとー、簡単に言いますと、今日成世居なくて本当は1人で学校も行く予定だったんだけど迷子になって辿り着いた所が成世の屋敷?で半強制送還されてやっぱ休ませるって言われた」
『えぇ…迷子って、、』
『月曜は来るんだよな?』
「おう、そのつもり」
『まぁ、体調不良じゃないなら良かったわ、また月曜な』
「おー、じゃあな」
ふぅー、なんか電話久しぶりで強調したな
てか、俺1人で過ごすんか。まぁ、なんとかなるっしょ
日曜日────
今日成世帰ってくる予定なはずだけど21時になってもまだ帰ってきてない
金土で一応ご飯は食べたし、春弥達ともLI〇Eだけで会ったりはしてないし、なんなら外出てないんだし俺結構偉くない?褒めて欲しいくらいだわ
そんな事を思いながらダラダラしていると成世からLI〇Eが来た
”帰り月曜になりそう”
"わかった"
今日成世帰ってこないんか、待ってようとしたけどいいや、寝よ
まだ帰ってこないってことは今日まで成世の部屋で寝てもバレないよな…?
(成世side)
今、俺の目の前には天使が寝てる…
え、、これ夢じゃないよな……
可愛すぎんだろッ!!絶対ぶち犯す
さくにはLI〇Eで帰り月曜になるって言った
けど本当は予定通り今日帰ってくるつもりでちょっとしたドッキリ感覚で言ったけど......
まさかこんな事してんなんて。
──────────
「ただいま〜」
あれ?もう寝ちゃってる系?
なんだー、寝顔だけでも見に行こ
居ない…でもカバンあるし靴もあったし
お風呂入ってる訳でもない...何処だ?
とりあえず片っ端から部屋探すか
どの部屋にもいない…あとは俺の寝室だけか
ガチャと扉を開けて中を見てみると
え!さく?!
そこには俺のベッドで気持ちよさそうに
寝ているさくが居た
(成世side END)
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