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第62話
「おはよ、さくどこに行ってたのかな?」
安積さんの後ろをついて行って成世のところに行くともうスーツに着替え髪もセットし終えていた成世が座って居た
うぅ……その笑顔が怖い、
「散歩…」
「俺からの連絡無視するほど散歩は楽しかったんだ」
やっぱそこ触れますよね、
「いや、無視した訳じゃなくてほんと…気づかなくて」
俺がそう言うとあの目を細めた笑い方をしておいでと手招きしてきた
あの笑顔はヤバいやつ……
そう思いながらも大人しく成世の所まで行くと
「うわッ!なんだよ、、」
軽々俺の事を持ち上げて向かい合わせになるように膝の上に俺を乗せてきた
「俺心配したんだよ?朝起きたらさく居ないし電話出ないしLINeも返事ないから」
「…それは、話に夢中で……」
「誰との?」
言うまで離すつもりは無いという目で見られて
「か、会長さん」
「またオヤジかよ」
そんな嫌そうな顔しなくても良くねぇか?
「ごめん……」
「……まぁ、いいけどもう何も言わずにどっか行くなよ?」
俺が小さい声で弱々しく謝ると成世は軽くため息をついてそう言った
「分かってッ…んぅッ!?」
分かってる と俺が言い終える前に成世の口が俺の口を塞いできた
「んッぁ//なるッ…ふッ」
口の中に舌を入れ俺の舌と絡めてきた
クチュクチュと音を室内に響かせながら歯列をなぞってきたり下唇を甘噛みしてきたりといつもよりしつこく攻めてきた
「ぷぁッ…はぁはぁ、なんだよ!//」
「お仕置ニヤ」
こいつ……何がお仕置だよ
「あれ?さく勃ってるよ?」
そう言われて下半身に目をやるとすっかり元気になってズボンが張っていた
「〜〜〜//」
「キスで興奮しちゃったの?」
嬉しそうにニヤニヤしながら俺のソレを触ってきた
「ちょッ//やめろ…って!」
「やだ、辞めない」
「お、俺もう学校行く!」
成世が制服のベルトを外そうとしてきたから身を捩って膝の上から抜け出してブレザーとリュックを取って勢いよく部屋を飛び出した
「あっ!待て!」
と言う成世の声は少ししか聞こえずそれも無視して行った
「咲人くん、そんな急いでどうしたの」
「あ、安積さん!学校送って!早く!」
俺は偶然居合わせた安積さんを急かして成世が追いかけてくる前に学校に行った
車の中で何があったかを聞かれてそれに答えると安積さんの顔が少し青ざめていた
安積さんには巻き込んで申し訳ないと思いながらも ありがとう て言って車を降りた
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