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第64話

(咲人side) 「…………」 やばい、、めっちゃLINeきてるし、めっちゃ怒ってるじゃん スマホを閉じて暗くなった画面を見ながら軽くため息をついた 「おはよぉー、今日早いじゃん…って咲人どした?」 今日は俺がいつもより早く来てたからあとから教室に入ってきた春弥が入ってきたそこにはいつも一緒にいた琉晴の姿がなかった 「あれ?琉晴は?」 「なんか風邪ひいたみたい」 なんか意外だな琉晴風邪ひかなそうなイメージある 「それで?咲人はどうしたん、朝からため息なんかついて」 春弥に聞かれて俺は朝の出来事をざっくり話した 「あー、そう言うことね理事長かわいそー」 「は?!春弥は成世の味方なんかよ」 「だって恋人に寸前で逃げられるとか可哀想すぎるでしょ‪w」 それはそうだけど、時間帯だよ時間帯!俺悪くないでしょ 成世からのLINeと電話を取り敢えず全部無視して授業を受けて放課後となった途中に安積さんから助けのLINeや電話に出るように施すLINeがきてた けど安積さんのに返信して成世のを無視するともっと凄いことになりそうだから安積さんも無視しといた 「咲人ぉー、そろそろ帰らないとやばいんじゃない?」 「んー………」 放課後になっても俺は教室から出ないでずっと椅子に座って机に伏せていた 「早く行った方が…良いんじゃ、、、」 段々と声を小さくしたそう言って来た春弥を不思議に思って顔を上げるて春弥の事を見た 春弥の目線は俺を通り過ぎ上の方を見ていたつられて後ろを見るとそこには 教室のドアに寄りかかったまま腕組みをしているスーツを来た長身の男が立っていた 「な、成世、何でここに…」 成世の不機嫌なオーラを察知しながらそう言った 「さくが全く来ようとしないから迎え来た」 そうだ、成世この学校の理事長じゃん、出入りなんて自由じゃん 「それで?俺からのLINeと電話全部無視して全く帰っこようとしないで、教室に男と2人きりで居て、どうゆうつもり?」 やっぱりめっちゃ怒ってる…… 「どうゆうつもりって、別になんもないし関係ねぇじゃん」 どこから湧いてきた意地なのか俺も強がってそう言った 「………へぇ、わかった」 「そんなこと言う悪い子にはお仕置が必要だよね」 と成世は俺の耳元で春弥に聞こえないように囁いてきた 「ッ…勝手にしろ」 冷たく低い声で言われたのもあって、涙が出そうになったけどグッと堪えて俺もそう言った 「春弥、行こ」 「えッ?あ、うん」 俺は教室を成世から逃げるように出ていった

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