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身体だけ!?(11)

ニールはとんでもない!と首を振った。 「俺が招待したんだから、俊樹は座ってて! ね!?」 ウインク付きで微笑まれて、思わずクラッと倒れそうになった。 イケメンクォーターの破壊力半端ねぇ… 「わっ、分かったっ!じゃあ遠慮なく…」 大人しくソファーに座った俺に満足したのか、ニールは鼻歌を歌いながら食器を片付け始めた。 せめてもと食器を運ぼうとすると、くっ、と睨まれる。眼力すげぇ…はいはい、分かりましたよ。 諦めて、ソファーに深く座った。 がっしりとした作りの座り心地の良いソファー。 はぁ、落ち着くなぁ。 手持ち無沙汰に部屋をぐるりと見渡せば、何とも落ち着いたインテリアだと気付いた。 居心地がいいと感じたのはそのせいだったのか? 部屋自体、白がベースで、ソファーはターコイズブルー。クッションカバーは…マリ○ッコだな。滅茶苦茶かわいいじゃないか! カーテンはソファーと同じ色味の大きなストライプ柄で、ラグは黄色がメインの、素人の俺が見ても“お洒落”な感じだ。 家具は木製でレトロっぽい。さり気なく置かれている雑貨もお洒落だ。 確かこの仕様は……あぁ、所謂北欧インテリアというやつか。流石に北欧系の血が流れる彼にとっては当たり前のセレクトなんだろう。 俺も嫌いじゃない。寧ろ好みのインテリアだ。 へぇ、ふぅーん、と感心しながら見ていると、片付けを終えたニールが、急に俺の隣に座った。 「どうした?何か面白いものでもある?」 「ひえっ…吃驚した…いや、お洒落な部屋だって感心してたんだ。それに落ち着くし。 男の独り暮らしなのに綺麗に片付いてるしな…世話焼いてくれるひと、いるんだろ?俺がいるとマズいんじゃないのか?」 「内装を褒めてくれてありがとう。 でも、俺はぐちゃぐちゃな部屋に住みたくないから、自分で掃除もするし洗濯もする。 自炊もできるしひとりで十分だ。 他に質問は?」 ん?機嫌悪い?

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