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マジかそんな馬鹿な嘘だろ(4)
ニールは人差し指で、俺の唇をすっとなぞった。
「俊樹、いい加減言ってくれよ。」
ニールは泣きそうになっている。
「…言ってもいいのか?
お前を……って、本当に言ってもいいのか?
口に出したらもう、後戻りはできない。
世間でいう“間違った関係”だと言われるんだぞ!?
俺はいい。それでもいい。
でもお前は?お前は違うだろ?
ほんの一時の感情だけで、一生を棒に振るようなことはするなよ!」
「あーっ、もう、ごちゃごちゃ五月蝿いっ!俺の気持ちは全部伝えた!
で?結局お前はどうなんだ?
俺のことをどう思ってるんだ?ハッキリ言えよ!」
「……だ。」
「聞こえない。」
「…きだ。」
「聞こえない。」
「好きだ…愛して、んぐっ」
最後まで言い終えることができなかった。
ニールに唇を奪われ抱きしめられる。
瞬時に頭は真っ白になり、体温が急上昇して、どくどくと全身が脈打っているように感じられた。
どこもかしこも撫でまくられ、顔中キスされてニールと自分の唾液でベタベタになってる。
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