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マジかそんな馬鹿な嘘だろ(7)
ニールは、おでこに張り付いた俺の前髪を上に撫で付け、鼻先にキスを一つ落とすと優しく尋ねてきた。
「ごめん、痛かったか?」
俺は、俺の後孔を埋めていたモノが急に失われた喪失感にボンヤリとしていたが、“そうではない”と、首を横に振った。
気持ち良過ぎた感覚が身体にまだ残っていて、頭がほわほわとしている。
「ちがう、いたくない。」
それを聞いたニールは、俺を宥めるように顔中キスの雨を降らせる。
擽ったくて、いやいやと顔を振って逃げるけれど、ニールは俺の両頬を押さえると、しつこいくらいにキスしてくる。
「痛くないなら、どうしてそんな顔をするんだ?」
「…こたえなきゃ、いけないのか?」
「言葉に出して言わなきゃ分からない。」
俺は、ほわほわした頭で一生懸命考えて、言葉を紡いでいく。
「…きもち、よくて。いままでと、くらべものにならないくらいに…よくて。
おまえの…おまえのこだねがほしいと、ねがうほどに…こいこがれて…こころも、からだも、とろけそうで…」
たどたどしく伝える俺の言葉を聞いているニールの顔が、真っ赤に染まってきた。
言葉にすると、段々恥ずかしくなってきて、途中で言えなくなって黙り込んだ。
ニールは、俺が口をつぐむと、そっと唇を塞いだ。
「…俊樹…愛しさが増してどうにかなりそうだ…頼む、これ以上煽らないで…
優しく抱くから…俺のものになって…」
ニールは触れないところがないくらいに、丁寧に丁寧に愛撫して俺の身体を開いていく。
彼に教えられ仕込まれた感じるところも、優しく執拗に愛されている。
壊れ物のように身体を触られ、青い瞳に見つめられて吸い込まれそうな気分になる。
このまま吸い込まれてもいいかも…
「あっ」
後孔に、ずぐりとニールの楔が差し入れられた。
無遠慮に挿入されるが、背中を駆け上がる快感に抗えない。
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