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告白 10

 「目ぇ覚まして・・・学校行ったら、僕、お前に声かけるわ。話、する。お前の気持ちに応えられんのに関わるのはあかん思てたけど・・・全然イけるやん。めっちゃいいやん、お前最高やん・・・現実ではこんなひどいことできへんやろうけど」  僕はため息をついた。  これは夢やから出来ることや。    現実のセックスではこんなん出来へん。  こんなんすんのは変態や。  血が出るまで噛んだり、痛がるのをムリヤリとか・・・犯罪やし。  でも、こんな夢みてもうた。       今、お前がめちゃくちゃ気持ち良さそうなん見てたら・・・なんか胸いたなるし、やらしい気分になるし。  僕・・・多分・・・お前が好きやねん。  話かけるからな?  僕から聞くからな?  僕のこと、まだ好きかって。  ちょっとでもまだ好きやったら・・・僕と・・・付き合わへんかって。    ホンマのお前はこれほど可愛いか分からへんけど、僕、お前が好きやわ。  めっちゃ胸いたいもん。  身体がお前を好きや好きや言うてる。  「あかん・・・あっ・・・またぁっ!!」  また僕の手の中に出したアイツを僕は抱きしめた。  身体中に噛み跡や、吸い痕がついていて、あちこち血も滲んでいた。  こんなひどいことはホンマではせんからな?  優しい優しい抱いたるからな。    でも・・・めちゃくちゃ良かった。  「なぁ~」   足元で猫首草がまた鳴いた  やっぱり夢なことに安心した。    だから、また・・・触り始めてしまった。    流石に夢でも傷ついたところに突っ込むのは気が引けて、脚に挟んでスマタで抜かせて貰ったけど、まあ、それからも、優しくはした。  うん。  痛いことはしてない。   うん。  胸だけを弄って、舐めたり吸ったり摘まんだりし続けて、  泣いてもやめないでイカせてみたり、  また穴をじっくり舐めてそこだけでイカせたり・・・徹底的にその身体で楽しんだ。  優しくはしたつもりやけど、「嫌や」「やめて」「許して」「恥ずかしい」と泣き叫ぶアイツを押さえつけてでも、したんは・・・したな。  僕のと一緒に扱いたんもよかった。  アイツのと僕のか擦れあうのはたまらんかった。  「もう出ぇへん・・・許してや・・・お願いやぁ・・・」  泣き叫ぶアイツがそれでも身体を震わせてイって、とうとう気絶した時はたまらない充実感があった。  全てを奪いきったような・・・。  全部を征服しつくしたような・・・。  例え夢でも全部僕のにした気がして。  なぁ、現実でこんなこと有り得ない。  でも、今日起きて走りに行って、学校行ったらお前と話するから。    話しかけて、「好き」っていうから。    まずは僕を見てくれへんかな・・・。  意識を失ったアイツを抱きしめて思った。  最高の気分やった。  最高の夢やと思った。    夢やと。  夢なはずやと。  幸せにアイツを抱きしめていたはずなのに。  えらい目が覚めへんなぁ、おもった。    それでもええ、思った。  まだ夢が続くなら・・・コイツの目がさめたらまた色々したい。  穴、治らへんかなぁ、夢やねんから。  治ったなら、もっと深く深く挿れたい。  でもあかん。  あかんて。    はよ目覚めて・・・コイツに告白するんや。  そして・・・いつか本物のコイツを抱く。  てか抱きたい。  こんなひどいことは絶対せんけど。    僕は何度もその顔にキスを落とした。  可愛いすぎた。   くらり、奇妙な違和感をまた感じた。  はっと気づけば・・・地面の上に生えてたはずの蔦も、猫首草もなくて、僕は土の上でアイツを抱きしめていた。  土の冷たさがリアルすぎた。  何、これ。  明らかに朝練の連中が倉庫に近づいてきている物音がしていた。  何なんこれ。  夢が覚めない。  てか、ホンマに夢なんこれ?  僕は焦った。      倉庫から練習道具を引き出しに来てきる連中の他愛のないおしゃべりが聞こえた。    倉庫と校舎の隙間を覗けば、狭い、人二人ギリギリ通れる場所の奥で、僕が同級生を抱きしめているのが見えるはずだ。  気絶したその同級生は服を破かれ、身体中に噛み痕をつけられ、精液をかけられ、肛門からも精液をこぼしている。  明らかなレイプの現場だ。  てか、僕、何をした?  僕は僕は何をした?  真っ青になった。  アイツを揺さぶる。  大丈夫なのか?    声がする。  朝練の連中が来るってことは余裕で一時間以上は・・・。  僕はとりあえずアイツを抱えて倉庫の裏にまわった。  ここなら・・・見えない。  この期に及んで・・・アイツの裸を誰にも見せたくなかったのだ。  

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