「はぁ・・・はぁ」 　アイツはまだ震えてた。 　誰も触ってないのに、まだビクンビクン身体が震えてる。 　まだ震えるチンポや、ビンビンの乳首。 　震える身体とか、だらしなく開いた唇とか。 　エロい。 　エロすぎる。 　「あっ・・・」 　アイツはまた身体をひきつらせた。 　まだイき終わってないのだ。 　長い時間イかせてもらえなかったためか、止まらなくなってるらしい。 　僕はアイツの上にのしかかった。 　悔しくてたまらない。 　「何あんなんに触らせとんねん」 　僕はアイツのを掴む。 　その痛さにアイツが泣く。 　「何フェラさせとんねん・・・」　　　　　 　僕は怒鳴る。 　 　いや、アレがフェラか言うたら疑問や。　 　あの顔には目も口もないんやし。 　でも、僕以外にイったのは許せない。 　「お前がするからぁ・・・いつもはオレの手ぇから飲むのに・・・」 　アイツが泣き叫ぶ。 　「あんなんさせたことないのに・・・」 　アイツは泣いていた。 　 　ああそうか。 　触らんように僕が手を押さえつけてたから、放ったモノが零れないように化け物は精液をとりにいっただけか。 　化け物にはエサみたいなもんなのか。 　化け物に性的な意図はなかったんはわかった。 　でもそんなん・・・そんなんで許せるか？ 　僕の身体の下で震えてまだイき続けている白い身体のエロさを。 　僕が長いことイかせてやらへんからこうなってるし、コイツは僕が後ろだけでイかせたんや。 　でも・・・。 　アレにのまれ扱かれたんは許せない。 　「そんなに気持ちええんか・・・ほんならもっとしたらなあかんな」 　僕はアイツのんを扱いてやる。 　「あかん、あかん。今触ったらあかん・・・いやぁ、やめてぇ！！」 　アイツが悲鳴をあげた。 　イき続けている敏感な時に、出したばかりのそこを擦られ、快感以上の強さにアイツはのどをひきつらせる。 　僕は止めてやらない。 　先端の敏感なところを擦る。 　 　「いやぁ、いや・・・ああっ！！助けてぇ！！あかん！！」 　可哀想なアイツが叫び続ける。 　「許して・・・お願い・・・ああっ・・・！！」 　痛くされていた時よりもアイツは哀願した。 　快楽は苦痛より辛いようだ。 　「許すわけないやろが」 　僕はさらに手を強めた。 　「・・・ふうっ・・・ああっ！！」 　アイツは身体をのけぞらせた。 　透明な液体が大量に性器から迸った。 　あ、コレ、男の潮吹きいうやつ？ 　 　ゲイ動画でお勉強していたから僕は知っていた。 　まあ、その時はこんなんなるんや、位で全く興奮せんかったのに、コイツなら・・・クる。 　エロ。　 　エロすぎ。 　「・・・ごめん・・・ごめんなさい」 　アイツが壊れたように泣き始めた。　 　真っ青になってる。 　そこには性的な表情は一切ない。 　必死で謝る。 　 　「どうしよう・・・ごめんなさい・・・」　 　アイツが顔を覆い泣きじゃくる。 　 　ええ、コレは何？ 　　 　「も、漏らしてもうた・・・」 　アイツは泣いている。 　あ、コイツ・・・。 　コレ小便やと思ってる？ 　お漏らしした子どものように途方にくれ、アイツは泣いていた。 　「お前の前で・・・こんな・・こんなお前の前で・・・嫌や・・・死にたい・・・」 　アイツは身体を縮こめて泣く。 　「こんなん・・・こんなん・・・」 　アイツは唇まで真っ白になっていた。 　えと。 　えと。 　僕は冷静になった。 　僕は泣きじゃくるアイツを抱きしめた。 　「アカン・・汚れる・・・アカン」 　アイツが暴れる。　　 　 　「コレなぁ、オシッコちゃうねん。気持ちよすぎたらな、先走りの汁がな、沢山出てまうねん・・・ちゃうで、漏らしたわけやないから」　 　僕は囁いてやる。 　アイツはちょっと落ち着いた。 　「ちゃうん？」 　アイツが泣きながら言う。 　「・・・ちゃうから」 　僕は優しく背中を撫でてやる。 　あかん可愛い。 　「嫌わんといて・・・」 　アイツが泣いた。 　・・・色々おさまらへんとこはあるけど、僕は冷静になっていた。 　怒ってどうなることやないんやし。 　 　それより・・・また酷いことをしてしまった。 　 　僕はあやまる前にアイツを抱きしめた。 　手首に僕の掴んだ痕があった。 　強くおさえこんだから。 　酷いことを・・・。 　「嫌わんといて・・・嫌わんといて・・・」 　腕の中でアイツが泣く。 　嫌われたないのは僕や。 　こんなんしてもうて。 　好きすぎておかしなっとるんや。 　僕はアイツを抱きしめた。 　「好かれてへんのは知ってる・・・これでさらにキモイ思ったやろ・・・でも、嫌わんといて。・・・酷いことしてもええから・・・」 　僕の胸の中で恋人が何かとんでもないことを言っていた。 　「ちょっと待てや・・・お前・・・何言うてんの？」 　僕は呆気にとられた。 　 　コイツ・・・何を？ 　 　「わかってる。・・・キモイやろ色々・・・でも・・・嫌わんといて・・・嫌いにだけはならんといて・・・嫌わへん言うたやん・・・」 　恋人が僕にしがみついて泣く。 　いやいや。 　コイツ・・・ホンマに何言うてんの？ 　「何しても・・・ええから。嫌いには・・・嫌いにだけはならんといて・・・」 　アイツが嗚咽しながら零す言葉に気が遠くなった。 　えっと。　 　えっと。 　「嫌いなわけあるかい。好きや好きや・・・何言うてんの？大好きや」 　僕はアイツに言う。 　「・・・そんな嘘言わへんでもええ・・・自分のことはわかってる。嫌わへんでくれたらええ・・・」　　 　アイツは泣きじゃくった。 　はぁ？ 　へぇ？ 　どういうこと？ 　「愛してるって！！」 　僕は怒鳴った。 　「嘘なんかいらん！！」 　恋人に怒鳴りかえされた。 　はあ？ 　へぇ？