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獣 1

 「ちゃんと・・・探してるんか・・・」  アイツが言う。  こんな時に。     「お前、余裕やんか」  僕はアイツの耳を齧った。  アイツは身体を震わせた。  耳でも感じることがわかったので、最近は舐めたり噛んだりしてる。    「あっ・・・」  声も出るし、震えてるし。  可愛い。  コイツが背後から奥までゆっくり突かれるのが大好きなのも、前に散々責め立てて告白させたので、今、それをしてあげてるとこだった。  寝バックで耳齧られながら奥をじっくり擦られんの好きやねんね。  ほら、ゆっくり出し入れしてあげる。  これ、好きやろ?    「あっ・・・」   アイツが身体をひきつらせた。  中から絞られ僕も呻く。    「イっちゃった?」  僕が優しく聞くとアイツは首筋を真っ赤にして首をふる。  中だけでも、もうイけんのよね。  ホント、エロイ。    今日は本当に追いつめすぎもしないで、甘やかしているので、泣かない分だけ恥ずかしがる。   これはこれで・・・楽しい。    今日は週末前なので、いつもは一回しか出させないようにしているけど、沢山出させてあげる予定や。  もちろん僕もガンガン出す。  バイトがあるのでいつも、土日は朝ご飯しか会われへんもん。  朝走りに行ってコイツとご飯食べるだけやもん。  てか今回はバイトの現場遠いから土日の朝も会われへんもん。  なよで、今日はジムも休んで学校からこの家に直行して、晩飯作るってわめいているアイツを裸にむいてしてる。  後で僕がなんか作ったるやん。  美味しないって怒られるんやけど。  僕も今日は泊まられへんもん。  「明日も明後日も会われへんなんて・・・辛い」  僕は心の底から言う。  一時でも離れたない。  「・・・アホらし」  アイツは憎まれ口を叩く。  「どんだけ・・・セックス好きやねん・・・あっ・・・あかん・・・」  アイツは僕に大好きなとこを捏ねられて身体を震わす。  「まだ僕がお前としてんのん、セックスしたいからだからやと思ってんの」  僕はため息をつく。  ホント、これやからコイツは。  もう切ないわ。    「お前が好きなようにご奉仕しとってもそんなん言うねんなぁ」  ねっとり中を擦って、耳を噛む。  優しく優しく胸のあたりをさすってやりながら。  そっと乳首を摘まんで指でつぶしたり、まわしたりしてやる。     優しく優しくだ。  「はぁっ」  気持ち良さそうにアイツが身体をしならせた。  コイツは優しくされるんが好き。    「んっ」  僕が首筋に優しいキスを落とせば甘く吐息を洩らす。  優しく触れて、ゆっくりと中を擦る。  アイツは甘く蕩けていく。  僕的には物足りないけど、僕は僕のためだけにセックスしてるわけでは・・・ないんやからな。  こういう可愛いコイツもいい。  大概暴走してまうけど。      

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