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獣 3
本来やったら絶対とらへん。
めっちゃ大事なセックス中や。
けど、猫殺しの件があるからな。
僕はアイツの中に挿れたまま、布団の側のスマホをとった。
後輩からやった。
しぶしぶ出る。
身体を動かすとアイツが小さく呻いた。
なんかちょっと・・・思いついてしまった。
「先輩、おりました。先輩の探してんのにぴったりなヤツ」
後輩が言った。
おし、きた。
「マジか?」
僕は喜ぶ。
喜びついでアイツの中をゆっくりとかき混ぜてやった。
アイツは声を漏らしかけ、電話中なのを思い出し、口をふさぐ。
コレ・・・可愛いやん。
「で、どこのヤツや?」
僕はアイツが一番好きな感じに動いてやる。
コレされたら、アイツトロトロになって甘く声をあげるやつ。
腰を甘く甘く使う。
「ふぁっ・・・」
甘く声が漏れ、アイツは真っ赤になって自分の手の甲を噛んで声を殺してる。
そう、痛くしないと、声がでんの我慢出来ないくらい気持ちいいんやね。
そんなに気持ちええやね。
愛しさがたまらなくなってきた。
「先輩何してるんですか?」
後輩がアイツの声を聞いたらしい。
ちょっと焦ってる。
「可愛い可愛い恋人を気持ち良くしてあげてんねん」
僕は正直に言った。
アイツが振り返って怒りにまかせた目で睨みつけるが可愛いだけでしかない
片手で腰を掴んで奥にいく。
コレ、アイツ良すぎて怖がってしまうから、今日はせんつもりやったけど。
ねぇ。
ゆっくりと突く。
「ううっ」
手を噛んでいるのに声が零れてしまうアイツ。
奥をこじ開けて突く。
アイツが手を噛むのを忘れて喘ぐ。
ここは声はそんなに出えへんね、物凄い気持ちよくて怖なるみたいやけど。
両手を片手でまとめて押さえつけ、もう口を抑えられんようにした。
「先輩・・・マジで?」
後輩の声が掠れる。
コイツに聞かすんは・・・嫌やけど・・・でも・・・。
僕の嗜虐心が勝った。
泣かせたい。
「どこのどいつや?」
僕は答えず、聞く。
さあ、始めよう。
僕は大きく引いて、一気に突いた。
「ああっ!!」
アイツは大声を出してしまう。
一気に全身が真っ赤にそまる。
羞恥心で。
ゾクゾクした。
「せ、先輩・・・今のは?」
後輩が焦ってる。
お前可哀想やけど後でスパーで記憶なくすまで殴るからな。
お前は悪ない。
悪いのは僕や。
僕やねんけどな。
「気にすんな、早よ言ってや」
僕はアイツに電話中なのを教え込むように耳元で言う。
アイツが唇を噛み締めるのを確認した。
あかん。
可愛すぎる。
もうあかん。
お前・・・声、我慢なんか出来へんくせに・・・。
最初から叫ぶまで追い詰めてしてきとんやし、そんなぬるいセックスせぇへんよ僕は。
また突いた。
「ふぅっ!!」
アイツは声を出してしまう。
出てしまったのがショックなのか、
アイツの目に涙が溢れた。
可愛い。
「・・・駅前のタワーマンションの・・・」
後輩が焦りながら言う。
「ふうん、名前は?どこのガッコ?」
僕は腰を激しく使った。
「ううっ・・・ふうっ・・・くっ・・・ああっ!!」
アイツが泣きながら声を漏らす。
最後は高い声になってしまって、悔しそうに唇を噛み締める。
「せ、先輩・・・」
後輩が焦る。
「声でかすぎて聞こえちゃった?」
僕はアイツに聞こえるように言う。
アイツがポロポロ泣く。
可愛い。
可愛い。
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