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獣 16
僕はたまらんなってきて、アイツの頭を股間に押さえつけた。
アイツがグフゥと苦しげな声を上げた。
僕のを喉まで突っ込んだからや。
ああ、やっぱり気持ちええ。
押し付けて腰を打ちつける。
アイツがくるしそうに悶えることが愛しくてたまらない。
僕のせいで苦しいんやね。
ああ、お前の喉はやっぱり甘くて気持ちええ。
「んんっ!!」
アイツが首を振り、本能的に逃げようとするのを押さえつけて、口の中や喉を楽しむ。
可愛い。
可愛い。
気持ちええ。
苦痛のために呻く声も、えづく声も。
愛しくてたまらない。
僕はそれでもアイツのために早よ終わらせることにした。
「全部飲んで」
僕は優しくねだって、アイツの喉に放った。
「うぐっう」
アイツが苦しげに出す声も、歪む顔も、全てが愛しくて・・・たまらん位気持ちよかった。
僕、これ好き。
アイツに飲んでもらうん好き。
めちゃくちゃ愛感じるやん。
「綺麗にお掃除もしてな?」
僕はむせているアイツに甘く囁いた。
アイツは涙目で僕を見上げた。
口の中に飲み込みきれんかったもんがこぼれててエロイ。
「ううっ・・・」
またアイツが泣く。
小さく首を振る。
僕が言うたから、苦しげに嫌そうに飲み込み、戻しそうになりながら、それでも飲み込み、むせながら。
それでも飲んでくれんの。
僕が好きやから?
大好きや。
その髪や頬を宥めるように撫でてやる。
指で教える。
僕がお前が好きだってこと。
言うても信じへんやろ?
「お願い、舐めて綺麗にしてな?お掃除な?」
僕はお願いする。
僕が精液のとんだアイツのメガネをはずして髪をかきあげたら、その涙を浮かべた目の美しさに見とれてしまう。
アイツはまた一瞬顔をクシャクシャに歪めて・・・それでも再び僕のを咥えて舐めて、綺麗にしてくれた。
咥える前に躊躇してしまうとこが可愛すぎる。
それでもしてくれんの。
最高や。
もう一回したかったけど、ここまでや。
そろそろ、兄貴達も諦めたやろ。
大体、まさか逃げてへんとは思ってないやろし。
屋敷の方で待ち構えてるやろ。
まあ、帰らなあかんしな。
兄貴達が何を狙ってんのかは・・・後で聞くし。
どうやって屋敷にもどるかも、兄貴をどうするかも後でええ。
猫殺しの片をつけて、
後でゆっくりセックスした後でええわ。
僕は股間で精一杯頑張るアイツの髪を撫でた。
コイツは僕のや。
例え僕が死んだ後にコイツが死ぬのだとしても、その死体だって僕のや。
何になってでも・・・僕はコイツを喰いに戻るやろう。
赤や黒になどやらん。
僕のや。
僕だけのコイツ。
僕はコイツが愛しくて仕方なかった。
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