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Ⅴ《おまけ+》続・よもやよもやの七不思議
ナナナナァァァァァー!!
(硬い)
俺の臀部に当たるモノが剛直な芯を持っている。
この位置にあるのは……
(よもや、よもや~)
……………………♠
(アレしかない)
「ちんこ」
「言うな!」
せっかくぼかしたのに。
デリカシーを装備しろ、暴君α!
(この当たっているものがヘチマだったらと思うが)
淡い期待を持ってはいけない。
「ちんこだ」
「だから言うな!」
ちょいちょい合いの手挟むな。暴君α!
「誰が暴君だ」
「うっ。もしかして、俺……」
「心の声がだだ漏れだ」
「うっ」
「俺は暴君αではない」
真川さんが怒っている。
「勃起αと呼びなさい」
「誰が呼ぶかァァァーッ!!」
怒るな、俺。
怒ってはいけない。真川さんに罪はない。
これはαの習性なのだ。
αは己が性器に唯一無二の誇りを持っている……
(だからといって~)
「ふんぞり返るな」
真川さん。
あと真川さん自身!
とにかく。真川さんの股間がヘチマでない事は、俺の手が立証住みだ。
むむぅ、どうしても当たる。ヘチマでない真川さん。
なんとかしたい。
しなければ。
この真川さん自身を~
「ギャ」
身をよじって当たってる硬い位置をずらすけど、真川さん自身が付いてくる。
「ヒャア」
また真川さん自身がくっついてきた。
身をよじると寄せてくる。
身をひねるとくっつけてくる。
身を翻 そうにも、屈強な腕が俺を抱きしめていて離れられない。
逃げられない。
(あぁ、もうっ)
真川さん自身めぇぇぇぇ~!!
…………………………むぎゅん♥
「ミギャアアァァァーッ!!」
握ってしまった♠
あっちへ行け……ってしようとしたつもりが。俺の右手が、ふんぞり返った股ぐらの異物をォォォォ~~~♠
「こ、これは……その」
なんとか言え、俺。
「あのっ」
説明するんだ、俺。
「………………忘れ物しました」
真川さんの股間になにを忘れたんだ?
俺ェェェェーッ
「そうか」
ジィィィー
「……って、ジッパー下ろすな」
「なぜ?包み隠さず股間をはだけなければ忘れ物が探せないだろう?」
「………」
忘れてません。なにも……
なので。
「あなたの股間からは、なにも出ません」
「出るぞ。濃厚な白いせいえ……」
「言うなァァァーッ♠!!」
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