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Ⅶ αの瞳には騙されない②

「動かないで……」 耳元で熱い吐息が囁いた。 「ここ」 冷たい指先が口の端に近い頬を掠める。 「付いてる」 ぱくり (葛城さんが!) 俺の…… (頬っぺたにくっついてた米粒食べたー!) 「ごちそうさま」 俺、葛城さんの顔がまともに見られない。

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