164 / 217

ⅩⅠ《おまけ+》換気できません!【前編】

 分からない……  この状況で…… 「真川さん」 「どうした?」 「もう視線外していいですか」  膨らんでいないとはいえ、いつまでも男の人の股間を見つめていては変態だ。 「分かったのならいい」  ………………分からない★  ………………  ………………  ……………… (分からないという事は、ずっと真川さんの股間を見つめ続けなければならないのだろうか)  じー (答えが見つかるまで)  じー 「恥ずかしいな。君の視線で勃起してしまうよ」  恥ずかしいのは俺の方!! 「真川さん!!」 「勃起してしまったのか」 「~~~」  服の上から真川さんの股間を見つめて、ぼっ……膨らんだら変態だ。 「してません!!」 「していいのに」 「~~~♠️」  怒るな、俺よ…… (αは己が生殖能力に唯一無二の自信を持っている)  それがαの生態だ。  αの能力の高さと生殖能力は比例している。  能力の高いαほど、生殖能力も高い。ゆえに、雄の象徴はαの自負と尊厳をそのまま現している。 (……あれ?)  ハッとして息を飲んだ。 (俺、勘違いしてるんじゃないか  もしかして、真川さんは…… 「発情してないんですか」 「特に体に異常はないが?」 (やっぱり!)  股間を見ろと言ったのは、そういう事だったんだ。  ぼっ……股間が膨らんでいない。だから発情していないって言いたかったんだ。  じゃあ、どうして? 「勧修寺先生を否定しないんですか」 「否定?」 「だって先生は」  おっ…… 「おっ」 「おっ?」 「おなっ」 「おなっ?」 「にぃぃ〜……」 「にぃぃ〜?」 「だから!」 「オナニーか」 「………」  どうしてαは恥ずかしい言葉をこうも簡単に言えるのだろう? 「合ってるか」 「……それです♠」 「良かった♪」

ともだちにシェアしよう!