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ⅩⅠ《おまけ+》換気、大事、絶対!【前編】

「手コキとはパートナーの性器を手でしごいて、気持ち良くする行為だ」 「聞いてません!」 「知っていたのか」 「しっ……」  言えない。 「知っていたな、よし」  勝手に決めつけられた〜ッ★ 「知りません!」  うんうん、と頷くばかりで真川さんが取り合ってくれない。 「というわけなので先生、優斗を解放してくれますね?」 「なるほど」  ふっと、薄い唇から細い息を吐いた。 「明里君の意思を尊重しろと」 「えぇ、そうです」  ちょっと待って。  そこに俺の意思は存在しない。 (手コキしないからっ) 「であるならば……」  夜の闇色の目に浮かんだ微かな笑み。 「私からも素晴らしい提案をしよう」  勧修寺先生が助け船を出してくれる。 (さすが先生)  頼れるのはやっぱり勧修寺先生だ。  けれど……  ゾクリ、と。  背筋に鳥肌が立ったのはなぜだろう。 「明里君の右手と左手。手は二本あります。ならば、それぞれ右手と左手で私達を手コキして頂きましょう」 「エエエッ!」  すぅっと俺に視線が闇色の流れた。 「君の意思を尊重した、とても素晴らしい案です」 「どこがァァッ!」

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