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ⅩⅡ思い出せないけれど、好き②

「んっ」  耳たぶを甘噛みされて、やんわりアソコを握られる。  甘美な声がついて出た。体が震えたのは、その先を期待しているからだ。  もっと……  恥ずかしい快楽がほしい。  なのに意地悪な手は、やわやわとさすってくるだけで欲しいものをくれない。  直接握って、グチュグチュ音が出るまで上下に扱いてほしい! (竿こすって) 「ダメですよ。もっと楽しまないと……」  ちゅっちゅっちゅっ  耳のひだの形を舌がなぞる。 「ゆっくり、ゆっくり……淫らに蕩けてください」  甘く官能的的な誘惑に体が汗ばむ。  ハァハァハァハァ  息が荒くなって、アノ場所に血液が集中していく。  熱がなだれ込んでくる。 「俺もちゃんと見ろ」 「はフッ」  人差し指が胸の実を引っ掻いた。 「私だけ見ていればいいんですよ」 「ひんっ」  反対側の実を爪先が弾く。  体が変になる。  意識が本能で染まる。  ハァハァハァハァ  雄の象徴が熱い。  右と左を雄に挟まれて、両側から胸の実をこねられる。  クニクニ、クニュクニュ (こんなのっ) (こんなのっ)  だめ……イキそ…… 「まだイクなよ」  指の腹で身を潰して乳輪をさすった。 「俺の好きな顔、もっと見せろよ」  こんな……緩んで汗だくで、息をハァハァさせて唾液さえ飲み込めない。  こんな顔のどこが。 「君を乱れさせているのが俺だと思うと、ゾクゾする」  雄の人……雄の目になっている。  欲情に濡れて。 「股間にくるよ」

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