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ⅩⅢ思い出せないけれど、好きpartⅡ②
蜂蜜色の目がゆっくり近づいてくる。
「雄が欲しくて疼いている、明里君のいいところを教えて下さい」
頬に触れた唇が耳を舐める。
「言えますよね」
腕を首に掛けられて、逃げられない。
「ね?私の愛しいΩ」
蜂蜜色の玲瓏に蕩かされてしまう。
「雄を受け入れる君のイイ場所を指でほぐしたいのですが、それはどこでしょう?」
「お尻〜」
「うん、お尻のどこですか」
秘された蕾の場所。
「ヒントは、最初が『ま』で最後が『こ』です」
「まん……」
「もうちょっとです。がんばって」
「……まん」
「『まんまん』ですか。その言い方も可愛いですが、教えた通りに言いましょうね」
蜂蜜色の瞳が甘く誘惑する。
「言えたら、とっても気持ちいいこと♪してあげます」
吐息に乗せて、熱が囁く。
「言いなさい。雄が欲しい君の場所の名前、教えて下さい」
「………………まんこ」
「恥ずかしい人だ。雄なのに『まんこ』があるなんて」
どうして?
褒めてくれると思ったから、がんばったのに。
仮面の雄さん、ひどい。
「……でも、淫らな君が好きですよ」
長い指が汗ばんだ髪をすいた。
「君をふしだらにしてしまったのは、私です」
指先に髪を絡める。
「やっと、私だけの君になってくれましたね」
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