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第4話 まだ10級?

「ただいま奏、今日の夕飯当番は……俺だな。オムライス作ってやるよ」 「ほんと!? 兄ちゃんのオムライス大好き!」 兄ちゃんが帰ってきたけれど、気が付いたらロクデナシはリビングから消えていた。兄ちゃんとの会話は、側から見たらブラコンっていうらしい。兄ちゃんはともかく、僕はもうブラコンどころの騒ぎではないんだよね、、 出来るまで何だか落ち着けずに、部屋で待つことにした。いつもは一緒にいるんだけど、今日は色々あったからかな。 「来たな奏、ほらこれをやろう!」 部屋に入った瞬間、僕のベットにロクデナシが寝転がってた。それぐらいは別にいいけどお菓子食べながらはやめて欲しい。そんなロクデナシから渡されたのは、たくさんの本だ。「入門魔法少女の呪文」、「調合の基本ドリル」、「10級のいろは」などなどと言ったタイトルが書かれている本が6冊ほどだ。これはひょっとして…… 「そうだ、これが俗に言う教科書とドリルってやつだ」 魔法少女って教科書あるのか。教科書とドリルを見ると、10級と書いているのが目立つ。 「魔法少女は段級位制だからな。オマエはまだ10級だ」 「えっと、、貴方は?」 「オレか?オレは4段だな。ここまで来るとオレはもう魔法少女というより魔女なんだよな」 ロクデナシ曰く、子供だったり段級の低い魔女を魔法少女っていうらしい。魔法少女ってそういう意味か。ちなみに男でも魔女扱いだそうだ。 「まあ勉強の前に、オマエにはやらなくてはいけないことがあるけどな。早く兄貴と寝て来い」 「うん……へ?」

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