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「荒木課長、もうお酒止めた方が…」 「ん~ん、まだ呑む~~」 「呑むって言っても、グラス持つのも危ういし、それにもう遅いですから寝てくださいよ」 そして あの電話から2時間足らずで、完全に酔っ払いが出来上がっていた 「あはは、こぼれた~~」 「あーーっ、こぼれたじゃないでしょうが! グラス無いとこに注いで何してるんですか。ズボン濡れてますからっ、シミになる! って、だーー口から酒こぼれて、Tシャツッ」 自分で酒をかけて服濡れ様がケラケラと笑ってる課長 ちょい前までの殺気立った雰囲気は一切無くなって良かったけど… 「はぁ…課長、風邪引くんで体拭きますから……その、服…脱がせますよ?」 今度は俺の理性がヤバい さっき課長から聞かれた『好きな奴』の質問も、思わず勢いで言いそうになったのもそうだし 今の甘える姿はそれ以上にクる 我慢すればする程出来なくなって、触りたい気持ちが大きくなる それは会社でも… ふとした時課長の姿を追っていたり、いつの間にか探していたり、そんな俺の行動を隣の武藤に不審がられる始末 「服?ん~~、分かった脱ぐぅ」 「へ?ちょっ、か、課長?……っ!!」 Tシャツを脱ぎ捨てた課長 筋肉が付いたその引き締まった体を見た瞬間 ブワァッと一気に心拍数が上がる (ヤバいヤバいヤバいッ) バカスカ酒飲んでる割になんでそんなに引き締まってるんだよ 好きな人の体にムラムラして下半身に熱が集まってしまう これまでの経験上、酒が入った荒木課長は自分の行動、された事を全く覚えて無いのは分かった だからこその我慢ッ と、自分に言い聞かせる これからは課長に俺の事をもっと知ってもらって、俺の想いを伝えて もし課長が俺の想いを受け入れてくれたら、意識のある課長に… それまではもう手を出さないと心を強く持ち、あくまで事務的に酒で濡れた体をタオルで拭こうと荒木課長に触ったら… 「ンッ…ん、ぁ」 「ーーーッ!か、か、課長…」 課長の声を聞いた途端 我慢という理性はすぐさま吹っ飛んでいた

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