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*第10話康太side
俺はゲイなのか?
いや、俺はノーマルだ。
なのに時枝七彩さんの喘ぎ声を聞いてしっかりと主張してしまっている俺自身。
俺が選んだ作品は初めの方から喘ぎ声が聞ける物だった。
『気持ちいぃ、あぁん!そこ!んんっ、』
…ヤるか。
俺の部屋が鍵付きでよかった。と言っても殆どの部屋に鍵が付いている。
しっかりと閉まっていることを確認し、PCの前に戻る。
こういうCDの音声を撮るときはどんな風に撮るのだろうか。
もし本当にヤッて撮っているのならとんでもないな。ああ、とても興奮する。
「ぐっ………はぁっ、」
『むぐっ!ふぇあ、きもひいぃれすか?、ん、んっ』
ああ。気持ちいい。もっと激しく。
『うぇ、ゴホッ、んぐっ、ん!ん!』
どうやらいきなり腰を振られてイマラ状態にあるようだ。
俺の手もだんだん速くなって
『いやらぁ!!ナ、ナマやだぁ!!!あぁぁ、入る!入るぅ!』
きっとイマラされたあとだから時枝さんの顔面は白濁塗れだろう。そんな顔でこんなこと言われたら、
「はぁ、はぁ」
『あ!もうむり!むりいぃぃぃ!!いく!いくぅぅぅ!!!んんんんん♡♡♡』
可愛らしい淫らな喘ぎ声を聞いて我慢できるほどの性欲がない男ではない。
「んっ、イくっ」
もう一度言う。
俺はゲイではない。
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