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第82話※玲音とXXXセカンド

玲音と共に寮の部屋に戻ってきたが、玲音の様子が可笑しかった。 息が荒くて、とても苦しそうにしていて部屋に着くなり床に膝を付いてしまった。 玲音にいろいろ聞く状態ではなくて、頭を押さえている玲音をとりあえずベッドに寝かそうと引っ張る。 汗も凄い、架院さんとの戦いでこんな風になるのだろうか。 玲音の自室より俺の自室の方が玄関から近くて運ぶと、すぐにキッチンに向かって走った。 コップに水を注いで、玲音が待つ自室に戻ってコップを机に置いた。 「玲音、大丈夫か?水飲む」 「……ん、んっ」 苦しそうだが頷いていて、コップを掴んで玲音の口元に持っていく。 しかし傾けたコップは玲音の唇を通して、流れていき服を濡らした。 口を開けられないのか、それほどまでに苦しいのだろう。 自分の口に水を含んで、指で玲音の口をこじ開けて水を流し込んだ。 喉が動いて飲んだ事が分かり、ホッと一安心した。 もう一口やろうと思ったら、玲音の手が延びてきて深く深く唇を重ねられた。 舌を撫でられるとぞくぞくと、腰が痺れてくる。 玲音の手がズボン越しに俺の太ももを撫でていた。 指輪はまだ架院さんに返してもらっていないし、俺と玲音のこの行為に意味があるのだろうか。 「……玲音、もう一度契約は出来ないんじゃないのか?」 「はぁ、え?」 「だってこの行為に意味は…」 「好きだからしたい、それ以上の意味なんてある?…瑞樹はイヤ?」 「嫌じゃないよ、でも玲音…苦しそうだし、怪我が…」 「あー、薬が治まったと思ったんだけどねー…傷は平気だよ」 玲音が架院さんに付けられた傷の部分がある服を捲ると、シャツには血が付いているが傷はほとんど塞がっていた。 魔物って治りが早いんだな、傷があった部分に触れるとピクッと玲音が少し引いた。 傷が塞がったとはいえまだ痛いのかもしれない、謝ろうと玲音を見ると玲音が熱を宿した瞳で見つめられる。 自分のシャツの袖を破り、俺の傷付いた腕に強く巻いて止血していた。 そしてベッドに寝かされて、丁寧に俺の服を脱がしていく。 玲音とは二回目なのに、やっぱり緊張してしまう。 「瑞樹は何もしなくていいから、俺が何度もイかせてあげる」 下着を床に落とされて、裸の状態になった。 指輪はないが、玲音が欲しいというあの感情が俺の中を支配していった。 まだ性的な事はされていないのに、体が熱くて熱くてたまらなくなる。 足を広げると、玲音は俺のまだ解してないかたく閉ざされた部分に舌を這わせる。 ぬるぬると柔らかくも弾力がある舌にマッサージされると力が抜けていく。 玲音はズボンの前を広げて、俺のを舐めながら自慰をしている。 少し擦るともうどろどろになっていて、玲音が尋常ではないほど興奮している事が分かる。 柔らかくなったら指を入れて、中を広げるように擦られる。 「んっ、んぁっ…くっ」 「…はぁはぁ、瑞樹…ちょっとごめっ」 玲音が何を言っているのか分からなかったが、言い終わる前に俺の中に亀頭だけ埋めていた。 すぐに熱いものが腹の中に入ってきて、驚いた。 「…外でイきたくなかった、ごめん」と捨てられた子犬のように悲しげに謝られたから大丈夫だと笑った。 中に出されたのは初めてじゃないし、男だから妊娠するわけでもない。 玲音のは出したばかりなのにもう元気になっていた。 俺も足りない、玲音といっぱい気持ちよくなりたいから玲音に手を伸ばした。 「いいよ、おいで」 「瑞樹っ!!」 「あぁぁぁぁっっっ!!!!!」 玲音が中にみっちりと埋められて、さっき玲音が出した精液が溢れてシーツを汚した。 すぐに動き出して、俺の中も歓迎するようにキュンキュンと締め付ける。 初めての時より余裕がない激しく強い刺激を与え続けられて、イってしまった。 でも俺のからは何も出ていない、ぐるぐると中で快楽が行き場をなくしているようだった。 玲音はそれに気付いてないのか、容赦なく俺をイかせ続けている。 もう何度イったのだろうか、数える元気もない。 「あっ、はぁうっ、あん、んっぁっ、ちょっ…れおっ、やめっ…あ、くっ」 「ずっと、ずっと我慢してた…でも、もう我慢しなくていいんだね、瑞樹の中にいっぱい出せる」 「あっあ、あ、あぅっ…やだっ、イくのやだぁっ」 情けなく子供のようにやだやだと頭を振るが、玲音に唇を塞がれた。 玲音は俺の中で、いっぱいいっぱい…腹が少し膨れるくらい出された。 俺はずっとイきっぱなしだから玲音に絡み付いて刺激を与えてしまう。 そこで元気になった玲音にまた前立腺をもはや暴力のように擦られて、イってを繰り返した。 さすがに少し落ち着いた玲音が、やっと俺が出していない事に気付いてくれた。 自分で擦ればいいと思われるが片腕は痛みで使えなくて、もう片方は玲音の手と繋いでいて無理だった。 なにかで支えられないと、不安で仕方なかった。 玲音に擦られて、今まで我慢していた分大量に溢れて止まらなくなる。 出すの手伝ってあげるとニコニコ笑っていた玲音に再び快楽地獄を味わわされて、失神した。

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