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終わらない夜3*
くちゅっくちゅっという音と一緒に、東城の性器が広瀬の中を出入りしている。
たっぷりとジェルをつけて挿入され、さらになんどもジェルが足されているのだ。
広瀬は仰向けになって足を開かされひざをまげられていた。
東城がかぶさるようにしてゆっくりと腰を動かし、首や乳首をなめたり吸ったりしている。広瀬の性器は東城の腹にあたりもどかしい刺激になっている。頭のなかはとっくに空っぽでただ、東城の動きで得られる快楽だけを追っていた。
東城の太い性器が広瀬の中を行き来する。だが、広瀬の欲望にはわざと不規則に触れたり触れなかったりする。次の快感の予想がたてられない。彼が動くたびに、身体が身構え、欲望をつかれると喜び、ないと追いすがるように自分でも腰を動かしてしまう。
最初のうちは広瀬は東城の肩に手を回していたのだが、もう、その力もなかった。ぐったりを手をなげだしている。ひざをおったこの姿勢でいるのもつらい。
ちょっと前に、薄い刺激がつづくもどかしさに耐えられず、達したくて自分の性器に手をのばしたらそれは東城にとめられた。
自分ではもう何もすることができないのだ。
東城が、広瀬の右の乳首を強く噛んだような痛みが走った。
広瀬は、喉をならす。「痛い」とほとんど無意識に言うと彼がちらっと笑ったような気がした。
「そんなにしてない」と言われる。
「噛まないで、ください」
「噛んでないよ。唇ではさんだだけだ。お前の乳首きれいな色になってるから、みてごらん」
広瀬はずっと眼を閉じている。首を横に振った。さっきみたから自分の乳首がどうなっているのかは知っている。東城に吸われたりいじられたりする間に、すっかりとがり、赤くなっているのだ。
ちゅっと音がしてさらに刺激が増した。
広瀬は、身体をよじった。「ああ、もう、」
終わりにして欲しい。こんなふうな状態があと少しでも続いたら、どうなってしまうかわからない。
「つらそうだ」と東城が言う。「そうしてると、きれいだ」
なんどかまた東城の性器が広瀬の中をこする。
「だめだから」と広瀬は言った。「これ以上は、もう。あっ、」
急に東城が強く腰を打ち付けてきた。
「助け」広瀬は呼吸ができなくなる。
東城が、広瀬の性器を握ってきた。強く根元から先端にかけてこすってくる。
その間も自分の動きをとめなかった。内側からも外からも攻められて広瀬は、意味のない言葉を発した。
東城が自分の中で達したのを広瀬は感じた。自分自身も同じときに吐精していた。身体はじけて動くのが自分自身なのか東城のうごきを映しているのかわからないくらい、一緒にのぼりつめて達することができた。
東城が体重をかけて広瀬の上にのってくる。彼の鼓動が早く息もあがっている。そのことが嬉しかった。
力が入らない手で広瀬は東城の背中なでた。
東城は広瀬の耳に何度も好きだといってきた。そのたびに終わったはずなのに、また身体がわずかにびくっと反応するのをとめられなかった。
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