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3ー1

 もう一度誘われるかなんてわからないのに、俺はもっと気持ち良くなりたくて、バイブを買ってきて自分でならした。  口の方も棒アイスやバナナとかで練習した。下手って言われたくなかったから。  家族がいないとわかった日には一応洗浄もした。  生でやることはなかったけど、1週間後くらいにまた誘われた。  茄治はこの前よりいいって褒めてくれたから、すごくうれしかった。  その後も何度も誘われた。  2週間に1回か、多くても週1回程度。  途中でそのペースじゃ我慢できなくて、茄治をおかずにした。寝てるときにこっそり写真を撮ったんだ。 「何やってんの?」  まだ茄治が帰って来ないと思って布団でナニってたら、茄治が部屋に入ってきて慌ててスマホを隠した。 「今なんか隠した」 「してない」 「嘘言うな」  隠し通せなくて見られてしまった。 「俺の写真? いつ撮ったんだよ」 「寝てるとき」 「キモっ」  バレてしまった。なんとか取り繕おうと必死だった。 「違うんだ」 「何が?」  言い方が悪かったと気付いたときには遅かった。 「もしかして、おかずにしてんの?」  答えられない。 「没収」  スマホを取り上げられた。 「待って。消さないで」 「何あんた。俺に命令できる立場じゃないだろ」  俺は押し黙るしかなかった。

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