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「お仕置きしてあげる」  顎を掴まれ、唇を奪われた。 「兄さんは変態で淫乱」  思いっきりベルトで背中をはたかれた。  痛いのに、それが何故か快感で、変な声がもれてしまう。 「何感じてんの?」  俺だってはじめて知った。痛いのも快感だなんて。 「もう大きくなってる」 「や、やめ」  服の上から触られただけでわかるほど、俺のはやばくなっていた。  今度は乳首をいじってきた。やばい。気持ち良すぎてそれだけでいきそうだ。 「ま、待って茄治」 「茄治様って言えよ」 「茄治様?」  変なことを言い出した茄治に驚いた。 「ちゃんとお願いしな」  一体何がしたいのか。 「茄治様気持ち良くさせてくださいって」 「茄治様、気持ち良くさせてください」 「ばっかじゃないの?」  茄治はケラケラ笑って俺を足蹴にしてきた。  本気じゃなかったんだろうけど、もっとって心の中で思った。俺はおかしいかもしれない。 「腕上げて」  言うとおりにしたら、前で腕を縛られた。あんまりきつく縛られたわけじゃないけど、動かすのはやめた。 「何これ」  ローションを入れていた引き出しにあったバイブが見つかってしまった。 「それはその」 「これでナニってんの?」  否定できるわけない。 「やっぱ変態だね」  茄治はローションを塗ったそれを後ろの孔に入れてきた。 「ああっ。やめっ。やば」  前から液が洩れるのが見えた。  何度も後ろをいじられて、イった。前でもいきたいのに、手が不自由で何もできない。 「イかして」  茄治にお願いしたら、また「茄治様だろ」と言われた。 「茄治様イかせてください」 「いやだね」  何だよそれ。前を少し扱いてくれたけど、イくって言った瞬間に止められた。  俺は身もだえながらもう一度お願いした。 「あ、止めないで」 「簡単にイかしてあげない」  イきそうになる度何度も奇声をあげたけど、許してくれなかった。  バイブを外され、茄治のが入れられた時はもうやばくて、中はぐちょぐちょだった。 「やばくない。これ」  茄治が喜んでくれるならそれでも良かった。  でも、感度が高過ぎていきまくって、どうしようもなかった。  茄治がイくときにやっと前でイかせてくれたときは本当にやばくて、声があふれるぐらいに出た。 「近所迷惑だからやめて」  慌てて口をつぐんだ。 「変な噂になったら兄さんのせいだから」 「ご、ごめん」 「そんなによかった?」  顔を正面に寄せてきて、ペロッと舌で唇を舐めてきた。 「もっとしてあげようか?」 「な、茄治」 「その顔が気に入らないから、やっぱりおあずけ」  俺は不満な顔を隠せなかった。

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