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 次の日の授業中はほとんど寝てた。  教師には勉強する気ないなら帰っていいなんて言われたけど。  放課後授業が終わったのにも気付かなくて、肩を叩かれた。 「まだ寝てんの?」  茄治だと気付いて慌てて顔をあげた。教室には他に誰もいなかった。 「バイトは?」 「あっ。今何時?」 「4時半」  5時からだった。学校からは自転車で十分。でも、帰ってる暇はない。 「そのまま行く」 「眼鏡何で外してるの?」  あっと思って慌ててした。机から落ちてなくて良かった。 「隙だらけなんだよ」  何を言ったか聞こえなくて、聞き返した。 「なんか言った?」 「別に」  何故か髪の毛を撫でてきた。 「気をつけなよ。あんたボヤッとしてるから」 「え?」 「働き過ぎて倒れんなよ」  茄治はそれだけ言って、行ってしまった。心配してくれたんだろうか。  昨日やり過ぎたせいかもしれない。  バイトから帰ったら茄治はもう寝てた。今日はないのかと思ってちょっと残念だった。

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