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16-2
「目隠ししてたのは、俺の歪んだ愛情を見られたくなかったから。でも、もういいよね」
茄治?
舌を這うように俺の口の中をかき回してくる。時々俺の舌と触れ合ってくすぐったい。熱くて蕩けそうなキスが、気持ち良くて、それだけでいきそうなくらい。
「あっ。ふっ。やっ」
いやらしい声がもれるほど。
「兄さんは何も言わないから」
不安だったとか言うのだ。
「どこまで大丈夫なのかわかんないんだ」
「嫌だなんて思ったことない」
そんなことあるはずがない。
だって俺には茄治がこの世の全てだから。とか言ったら絶対ひかれるけど。
「ああっ」
何でもされたいんだ。
「全部好き」
「兄さん」
呼ぶのやめる気なさそうだなと思った。
茄治はペニスの先を縛るのも好きなんだよなと思う。
いけるまで少し苦しいけど、いくときやばいぐらい気持ちいいのは知ってる。
体で覚えてしまった。
腕を縛られていたら自分で外すこともできない。でも、それが興奮するんだ。
「やらしい顔してる」
目隠しもされてないから、喜んでるのがバレてしまう。
俺の方が変態だってわかってしまう。
「はっ。茄治」
もうやばい。限界。
後ろの孔を何度もいじくられて、出せない先から汁を垂らした。
「その顔見ると興奮すんだって」
茄治はとっくにたっていて、自分のにゴムをする。しなくていいのにって思うけど、多分茄治の優しさだ。よくお腹壊すから。
まだ夕飯前だし。
入る瞬間がやばくて、また汁をこぼした。早くいきたい。
「ああ。もう、無理」
後ろが気持ち良すぎて体が痙攣する。
「また意識失いそうだから外してあげる」
前の縛りは外されたけど、手は相変わらず不自由で、しごくことができない。
「い、いかして」
「兄さんはわがままだな」
茄治は俺の中のものを動かしながら同時にしごいてくれた。
「あ、やばい。もう」
もたない。
瞬間に吹き出して、茄治の腹辺りに飛んでしまった。
「ついちゃった」
「いいって」
最初のうちは嫌そうだったのに、今は全く気にしない。
そういえば俺のも飲んでた。
「俺も限界」
って茄治もいった。
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