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運命なのかは後にして⑩

   下着越しに土師が触られた部分がじんわり熱くなっていく。土師の手が首筋から胸の辺りを這って____  普段、意識すらしていない小さな胸の突起に触れられ身体が反応してしまう。俺の耳の側まで顔を寄せた土師は愉しそうに笑った。 「ここ尖ってエロいな……」 「おまえが…あっ」 耳朶を甘噛みし、土師の唇と舌が耳朶を這い音を立てた。 「おまえがなんですか?」 「変な触り方…するから…だ」 「それ…わざとですか?」 「……ん…え?」 「……あの一週間、何もしなかったのは、大事にしようって思ってたからで…でも…色々限界…運命云々言ったけど取り敢えず触らせて!」 「はぁ? 何言ってんだ!」 「……触れたい…!」 「やっめ…っ」  俺の抵抗虚しくバスローブを剥かれ、キスで口を塞がれてしまった。口の中で土師の舌が絡まって、吸われる度に身体が熱くなる。 土師の手が、強引に俺の脚を開き股間に触れた。大きな手がそれを包み、ゆっくり上下に動かした。   ちょちょおおおお! 「あっ……んっ」変な声が出て口を手塞いだ。「声…我慢しないで」土師が俺の口元の手を引き剥がす。 「……あっ待てって!」 土師は、俺の股間へ顔を近付けその先端を咥えた。土師は、舌を絡めながら口の奥へ咥え込むと音を立てて吸い、熱い舌の動きに果てそうになる。   やばい!!……色々…やばいって!! 「放せ…っん…は…ぜ……」 「……イきそうですか?」 「……い…やだ……!」 「俺の口に出して」 「それ…や…だ…て…あっ」 土師が咥え吸い上けられ、うねる舌の動きに我慢がきかず果ててしまった。

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