204 / 282
体育祭編『第10話*』
剥き出しになった尻を左右に広げられ、その奥に潜んでいた秘所に熱い先端が当てられる。
先程市川に指で解されたせいか、欲望の気配を感じただけで繊細な肉筒がひくひく震えてしまう。早く挿れて欲しくてたまらなくなってくる。たった今達したばかりだというのに、性懲りもなく中心に熱が溜まっていく。
(ああもう……俺、ホントにはしたない……)
そんな自分が恥ずかしくてたまらないのに、太ももから下腹部にかけて肌がざわざわ疼いている。後ろの孔が物欲しそうに収斂を繰り返し、だらしない涎を溢れさせていた。
こんな状態で突っ込まれたら、すぐまたイってしまいそうだ。
「じゃ、挿れるからな?」
「あっ、ちょっと待っ……」
小刻みに首を振ったが、そんなことで変態教師が止まるはずもない。つぷん、と先端を挿し込まれたかと思ったら、そのまま細い腰を掴まれ、一気に最奥まで貫かれてしまった。
「ああぁっ!」
凄まじい衝撃が全身を襲った。太くて硬いものに狭い器官を押し広げられ、掻痒感を訴えていた内襞を擦られ、腹底の一番弱い部分を突き上げられる。
あまりの刺激に耐えられず、夏樹はビクンと全身を大きく跳ねさせた。跳び箱にしがみつきながら太ももをぶるぶる震わせていると、
「ああ、また挿れられただけでイっちゃったか。やっぱ夏樹、めちゃくちゃ可愛いな」
「あ……ふ、うう……」
「後ろも、今じゃ俺の形にすっかり馴染んじゃってさ。初めての時とは大違いだぜ」
「あ、当たり前でしょ……!」
あれから一体何回突っ込んでると思っているのか。これだけ何度も突っ込まれていれば、嫌でも市川の形に慣れてくる。
他の男に犯された時はなかなか奥まで入らなくて苦しかったけれど、市川にやられると何の抵抗もなく根本まで飲み込んでしまうのだ。
きっとこれが、好きな人とそうでない人の差なのだと思う。
ともだちにシェアしよう!