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体育祭編『第25話*』

「というわけで、今日はこの格好のままヤろうな♪」  市川が夏樹の片足を持ち上げて肩に担ぎ上げ、丸見えになった秘蕾に尻尾付きアナルプラグをぐいっと押し込んできた。 「うっ……」  重苦しい衝撃に、思わず息が詰まる。 (……いや、いくら好きでも変態は変態だ!)  今更市川の変態っぷりは止められないけど……この変態っぷりがなくなったら市川じゃなくなっちゃうけど……でも! だとしても、もう少し自重して欲しい! 「はあっ……あ、いや……あぁん」  振動しているプラグをゆっくり引き抜かれ、小刻みに動かされた後、再びゆっくり差し込まれる。  その緩やかな刺激が気持ちよくて、夏樹は顎を跳ね上げて喘いだ。  激しく中を突かれるのもいいが、こんな風にじわじわ攻められるのもたまらない。下腹部から甘い痺れが這い上がってきて、すぐさま頭のてっぺんまで満たされてしまう。  身じろぎしようと身体を捩るも、両腕を頭上でシャワーホースに拘束され、おまけに片足を市川に担がれているので、ほとんど身動きが取れなかった。そんな軽い不自由さにもつい興奮してしまう。 (ヤバい……やっぱ俺、先生の影響受け始めてるのかも……)  最近気づいたことだが、意外と自分は縛られるのが嫌いではないらしい。もちろんこんなこと絶対誰にも言えないけど、こうして押さえつけられることで興奮している自分がいるのは事実だ。  市川に何度も変態プレイを仕掛けられているせいか、自分の性癖まで変態チックに染まりつつあるようだ。 「夏樹、すごいイイ顔してるな。このプレイ、気に入ったのか?」 「ち、違っ……こんなの、気に入ってない……!」 「そうか? その割にはめっちゃ硬くなってるけどなぁ」 「ひぃン!」  やや強めに中心を握られて、生理的な涙が滲んだ。勃ち上がった先端からは透明な体液が染み出し、硬い幹のみならず、市川の手にもとろりと伝い落ちている。

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