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体育祭編『第42話*』
「ちょっ、先生やだっ! 解いてください!」
机ごとガタガタ暴れて抵抗したものの、こうして両手両足を固定されてしまっては何もできない。
強制的に開かされた脚もかなり恥ずかしく、何もない股間がスースーして落ち着かなかった。
(調子乗りすぎでしょ、この変態教師!)
ちょっと誉めるとすぐにつけ上がる。自分の都合のいいように解釈して、変な方向に暴走する。だから面と向かって言わなかったのに!
つくづく、河口に怒鳴った言葉が悔やまれた。
「ていうか先生、なんで後ろにいたんですか!? 挨拶回りに行ってたんじゃないんですか!?」
「そんな、挨拶に一時間も二時間もかかるわけないじゃないか。井戸端会議してるオバチャンじゃないんだぞ? そんなのすぐに終わったよ」
「じゃあなんですぐに戻って来なかったんですか!」
「いや、夏樹のところに戻ろうと思ったら、ちょうどお前が席を立って校舎に入っていくのが見えたからさ。気になって後をつけたら、河口と言い合いしてるのを見つけたわけよ」
なんというタイミングだ!
「まあとにかく、今度は河口に何かされる前に助けられてよかったよ。俺以外の誰かに夏樹が犯されるなんて、もう絶対許さないからな」
珍しく独占欲を剥き出しにされ、不覚にも胸が高鳴ってしまった。
我ながら単純だが、つくづく自分は市川に惚れているなと思い知らされる。
「というわけで、早速始めようか」
「あっ、ちょっ……」
着ていた体操服を首元までめくり上げられ、薄桃色の突起が露わになる。
胸元に手を這わせながら、市川は感嘆めいた溜息を漏らした。
「夏樹っていつ見ても綺麗な身体してるよな。白くてすべすべの肌はもちろんだけど、乳首も清楚なピンク色だ。何度も可愛がってるのに、いつでも処女気分だぜ」
「そ……そんなこと言わなくていいです!」
「でもホントだぜ? だから毎回止まらなくなっちゃうんだよな~。めっちゃソソられるからさ」
「あ……んっ」
胸元にむしゃぶりつかれ、夏樹は顔を背けた。
片方の突起を舌の上で転がされ、もう片方を指先でこねくり回される。
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