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初めてのお稽古編『第35話*』
仕方なく手と頭を動かし、硬い欲望を愛撫し始めた。
なるべく喉を大きく開き、奥深くまで咥え込み、足りない部分は手で扱く。相変わらず市川の男根はびっくりするほど大きくて、大口を開けている頬の筋肉が引き攣りそうになった。
「んっ、んっ……うぅ、ん」
口で奉仕している間にも、体内の玩具は休むことなく動き続けている。程良く襞を擦られたり、時折強く刺激されたりして、官能的な汗が額から滲んできた。
全身が燃えるように熱くなり、股間が痛いほど張り詰め、無意識に腰が揺らめいてくる。
「うう、く……んぐぅ!?」
勃ち上がっていた中心を、いきなり足先で刺激された。目だけ動かして股間を見ると、市川の足の指が夏樹のものを擦っていた。
強すぎる刺激に耐えられず、つい口から欲望を吐き出してしまう。
「ふあ……っ! だ、だめ……っ、先生やめて、いやぁ……!」
「なんだ、感じすぎてフェラできなくなっちゃった? ホント、夏樹は可愛いなぁ」
「ち、違……バカ、変態……あんっ!」
「そういう夏樹だって結構な変態だと思うぞ? 実はもうイきそうなんだろ」
「あ……あっ!」
荒い息を吐いていると、四つん這いにされて尻を高く抱え上げられる。バスタブの縁にしがみついていたら、差し込まれていた玩具に手をかけられ、ゆっくりと引き抜かれた。
「だ、だめ! 今動かしちゃ……」
「引っこ抜くだけだよ。ずっと入れっぱなしってのも身体に悪いだろ?」
「そ……んんっ! やめてお願い、イっちゃう……!」
必死に我慢しようとしたけれど、結局生理的な排泄感には抗えなかった。
「ふあ……あああぁっ!」
玩具を完全に引き抜かれるのと同時に視界が白く灼け、先端から勢いよく熱が迸る。
甲高い嬌声が狭い風呂場に反響し、がくんと腰が砕けた。ぶるぶる太ももを震わせながら、ぜいぜいと乱れた呼吸を繰り返す。
「あ、はあ……はあ……」
「おお、盛大にイったな。玩具だけでこんなに感じてくれて嬉しいよ。俺のハンドメイド作品も捨てたもんじゃないな」
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