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性活指導編『第6話*』

(助けて……!)  口に突っ込まれたハンカチを噛みながらガタガタ震えていると、 「やべぇ……もう我慢できねぇ」  足首を掴まれ、ぐいっと左右に大きく割り開かれた。スカスカになった股間に冷たいローションを垂らされ、それを後ろの孔にたっぷり塗り込められる。 「悪いな。ちょっと早いけどいただくぜ」 「ッ……!?」  夏樹はいよいよ真っ青になった。入口を押し広げるように熱い欲望を擦り付けられ、肛門がヒクヒク震えてしまう。 (いやだ……っ!)  こんな誰かもわからない相手に犯されたくない。不特定多数の男にマワされるくらいなら、市川一人に抱かれた方がずっとマシだ。  というか、なんで助けに来てくれないんだ、あの教師は! 教え子のピンチだぞ! 恋人がヤられそうになってるんだぞ! 職員会議なんてどうでもいいから、早く助けに来いよ! あんたが俺をこんな身体にしたんだから、ちゃんと責任取れよ……! 「……そろそろ挿れるぞ、なっちゃん?」 「んんッ……!」  ぐぐっ……と窄まりに圧力がかかってくる。拒んでいた蕾がめくれ上がり、一番太い先端がつぷんと差し込まれる。そのままズブズブと中ほどまで穿たれ、無意識に腰が逃げを打った。 「うう……んっ、ぐ……うぅ」  嫌だ、嫌だ、気持ち悪い。体内に異物が食い込んでいって圧迫感が増していく。こんなの全然気持ちよくない。ただ痛くて苦しいだけだ。  これが市川先生なら、とろける程の快感を与えてくれるのに……。 (ああ、そうか……)  薄い靄が晴れるように、隠れていた本心が見え始めた。  やはり俺は自分の気持ちを認めたくなかっただけなのだ。本当はとっくに気付いていた。心と身体の変化についていけなかったから、市川への気持ちを否定することでなんとか自分を保とうとしていただけ。  先生、俺……本当は先生のこと……。 「ふぐッ……!」  ずん、と最奥を突かれて、衝撃にめまいがした。ぞわぞわした悪寒が走り、全身に鳥肌が立った。  そのまま荒っぽく腰を動かされ、あまりの不快さに身体が震える。 (先生……! お願い、助けて……!)

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