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夏休み編『第8話*』
「あっ、あっ……先生、やめて……」
「お? 夏樹、お前縛られるだけで感じてる?」
「なっ……!? そんな、違っ……!」
「違ってないだろ。夏樹、意外とこういうの好きなんだな」
「ひゃあん!」
わざとらしく紐を引っ張られ、股間に紐が食い込んでしまう。そんなことにすら感じてしまい、夏樹はかあっと頬を染めた。
十日以上も触れられていなかったせいか、自分でもびっくりするほど敏感になっている。
夏樹だって男だから溜まれば処理するけれど、市川に触れられていない間はどんなに自慰をしても満足できなかった。先生のことを考えながら後ろを弄ったりもしたが、それでも身体の疼きは消えなかった。
(俺、ホントにはしたない……)
ちょっと市川に触れられただけで、身体が勝手に反応してしまう。こんな風に縛られるのは恥ずかしいはずなのに、その先にある快感を期待して自然と中心に熱が溜まってしまう。
早く先生のものが欲しい。あの太くて硬いもので、思いっきり貫いて欲しい……。
「うっ……!」
後ろから中心を掴まれ、尖った悲鳴が漏れる。
夏樹のそこは既に十分なほど反応しており、鈴口から透明な液体を滲ませていた。
背後から抱き締めて来た市川が、耳元で囁いてくる。
「……俺に会えなかった間、どうやって我慢してた?」
「っ……」
「普通に前を触ってただけ? 後ろも弄ってた? それとも……何か道具を使ってた?」
「あっ……!」
尻を撫で回されたかと思ったら、割れ目を掻き分けられ、つぷんと指を突っ込まれてしまう。
「ひゃ……あぁん」
少しは抵抗があるかと思いきや、夏樹の秘蕾はあっさりと市川の指を受け入れた。
同時に肌着の隙間から胸元に手を入れられ、やや硬くなっていた突起を摘み上げられる。
「あぁ……ん、あ……あう……」
下から指に攻められ、胸も弄られてめまいがしそうなのに、両腕を後ろで縛られていて抵抗できない。呼吸が荒くなり、自然と腰が揺れて、立っているのがやっとだ。
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