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夏休み編『第12話*』
「う、嘘!? だめ、やめてぇッ!」
身を捩って逃れようとしたが重力には逆らえず、そのままズブズブと剛直を受け入れてしまった。
「……ああぁあんっ!」
ズン、と最奥を突き上げられ、あられもない嬌声を上げる。
一気に貫かれたこともそうだが、腹の奥にローターが押しやられる感覚に身悶えした。普通では届かないところにまで振動が伝わり、腰の裏側辺りがビリビリ痺れている。
「はひっ……! だ、だめ……おかしくなっ、ちゃう……」
「ああ、確かにこれヤバいな……。先っぽがローターに当たる……」
「うあぁ……や、あぁん……」
「マジで気持ちいい。入れっ放しもたまにはいいな……」
味をしめたらしい市川が、そのまま何度も腰を突き上げてくる。
チラリと視線を鏡に向けたら、乱れた格好でよがっている自分の姿が目に入った。
直視に耐えず顔を背けていると、
「ダメだぞ、夏樹。ちゃんと前を向いてろよ。今のお前、めっちゃ可愛いんだからさ」
「あっ……!」
再び顎を掴まれ、ぐいっと鏡の方を向かされてしまう。
「っ……」
いやらしい形に縛られ、恥ずかしげもなく脚を開き、頬を紅潮させながら喘いでいる自分。先程達したばかりだというのに性懲りもなく欲望がそそり立ち、市川を咥え込んでいる部分までしっかり見せつけられている。
赤黒く膨張した肉棒が後孔から出入りしているところも、入口が腫れ上がって市川の巨根に纏わりついているところも、全部見る羽目になった。
「うう……」
本来なら浅ましくて見ていられない姿なのに、今はそんな自分にまで興奮してしまう。
とうとう耐えられなくなり、夏樹はぼろぼろ泣きながら市川に訴えた。
「あぁあ、あっ……も、だめ……先生、許して……!」
「ん? もう限界か? 今日はいつもより限界早くない?」
「だ……って、ひッ……! あ、いや……あぁん!」
「……ま、いいか。久しぶりだもんな。今は予行演習ということで……いいよな?」
予行演習、という言葉に疑問を持つ余裕もなく、夏樹は与えられる快感に身を任せた。
「ああっ、はあぁん!」
熱が飛び散ったのと同時に、市川の遺伝子を中に注ぎ込まれる。
自分がぶるぶる震えているのを感じつつ、夏樹はぐったりと目を閉じた。
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