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夏休み編『第35話*』

「んんっ……せ、んせ……」 「……何? もうイきそうなのか?」  深く口付けられながら囁かれて、小刻みに首を縦に振った。舌を唇で軽く食まれ、ずるりと引きずり出されて背筋がぞくぞくした。 「ん、ふ……っ!」  膨らんだ中心を強めに圧迫され、とうとう夏樹は弓なりに身体を反らせた。薄い浴衣がいやらしいシミで汚れていくのを感じつつ、ぶるぶると絶頂の余韻に浸る。  肩で大きく息をしている夏樹の髪を、市川が軽く梳き上げた。 「ちょっとでも痛いと思ったら言ってくれよ? 俺もなるべく手加減するけど、加減を間違えちゃうこともあるからさ」 「だから、いちいちそんな心配しなくていいですって……」  大事にしてくれるのは嬉しいが、過保護なのは少し困る。  早く次に進みたくて、夏樹は自分から浴衣を脱ぎ捨てた。  ボロボロになって汚れている浴衣を見て、やや申し訳ない気持ちになった。 「そう言えば、すみません。せっかく作ってくれた浴衣、ダメにしちゃって……」 「ああ、いいよそんなの。浴衣ならいくらでもあるし、その気になれば作り直せるしさ」 「俺、浴衣って作ったことないんですけど、やっぱり大変ですか?」 「んー……そうでもないかな。俺、そういうの作るの慣れてるから」 「……ていうか先生、意外と器用ですよね」 「なんだ、今頃気付いたのか。こう見えて俺、結構多才なんだぞ?」 「基本は筋肉馬鹿の変態教師ですけどね?」 「うん、それは間違いない」  市川も男性用の浴衣を脱ぎ捨て、お互い全裸のままソファーにもつれ込んだ。 「あ……っ」  勃起しかけていた胸の粒を舌の上で転がされる。もう片方の乳首も指先でこねくり回され、あっという間に硬く膨らんできた。

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