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保健の授業編『第19話*』
「んんっ、ふ……うぅん……!」
「ホントに可愛い……。お前の中なら何回でも出せそう」
「う、ん……っ! ふあ……っ」
「さ……夏樹、そろそろイきそうだぞ。こういう時はなんて言うんだ……?」
体内でドクン、と市川が脈打つ。
熱に浮かされたように、夏樹はいつもの言葉を口にした。
「先生のを……俺の中に、いっぱいください……」
「……うん、イイ子だ。よくできました」
「んふっ……!」
再び口を塞がれ、激しく中を突き上げられる。抽挿にスピードと力が増し、あまりの刺激に意識が朦朧としてきた。
絶頂の気配が背筋を駆け上り、ついに熱くなった脳内に到達する。
「ふ、ふ……んんぅ――ッ!」
ガクン、と全身が跳ね上がったのと同時に、市川の熱も体内で弾けた。絶頂の余韻に震えている身体をがっちり押さえ込まれ、欲望をたっぷり注ぎ込まれる。
(ああ……先生、大好き……)
心の中でそう呟き、夏樹はふっと意識を手放した。
***
「……っ!」
カタン、という物音がして、夏樹はハッと目を覚ました。慌ててガバッと身体を起こす。腰は少々痛んだが、そんなこと気にしていられなかった。
何してるんだ、俺は! ここは保健室だぞ! 気絶してる場合じゃないだろ! 早く後始末しなきゃ……!
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