108 / 282

文化祭編『第14話*』

「あ……っ、ひゃあっ」  胸元に手を回され、指先で胸の突起を弄られる。  たったそれだけのことで自分の官能に火がついてしまい、夏樹はむずむずと腰をくねらせた。畳の間に挟まれている己もだんだんと熱を持ち始め、先端が擦れて痛いくらいである。 「せんせ……ちょっと待って、あっ……!」 「待つ必要ないだろ。夏樹だって準備万端じゃないか。……ほら」 「うっ……!」  硬くなってきた股間をギュッと握られて、思わず息が詰まる。  そのまま軽く上下に扱かれて、夏樹はぶんぶんと首を振った。 「あっ、先生だめ、畳汚れちゃう……っ!」 「ん? ああ、そうか。さすがに学校の畳にシミ作るのはマズいよな……」  手を放してくれたかと思いきや、今度はひょいと身体を抱き上げられ、後ろ向きのまま膝に座らされる。  背後から下腹部に手を伸ばされ、溢れて来た淫液を股間に塗り広げられてしまう。 「ほら、これならいいだろ? 俺の袴は気にしなくていいから、思いっきり乱れていいぞ」 「そんな、あぁ……っ」  ねっとりと欲望を撫で回され、鈴口を爪で抉られて涙が滲んでくる。亀頭から透明な体液が滴り、市川の袴にシミを作った。いやらしいシミがどんどん増えていくのを見て、ますます身体が熱くなった。 「あぁ、だめ……っ、こんな……」  必死に身を捩ったものの、背後から市川に抱き締められた上、脚も痺れている状況では逃げることもできない。  ただぶるぶると太ももを震わせ、与えられる快感に身悶える。 「あ……うあっ!」  肩で荒っぽい息を吐いていると、閉ざされた入口にいきなり指を突っ込まれた。その衝撃に、溜まっていた涙がどっと頬を伝い落ちる。

ともだちにシェアしよう!