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冬休み編『第11話*』
「ん、く……! ふ……っ」
それ以来、河口の要求は徐々にエスカレートしていった。
冬休みに入ってまとまった時間が取れるようになったせいか、スマホで呼び出されて家に連れて行かれた挙句、たっぷり犯されるという日が続いた。
それも河口一人ではなく、彼の同級生も混ざって一緒に犯してくることもあった。
「笹野、もっと腰振れよ」
「ううっ……! んっ、んっ!」
「おい、さっきから口がお留守じゃねぇか。こっちも休むなよ」
「んぅ……! う、ぐっ……ん、ん」
下からゆさゆさと腰を揺すられ、くぐもった呻き声が漏れる。河口の中心に跨がり、自分で腰を回さなければならないのは、体力的にも精神的にも辛かった。
腰の動きが足りなければ、下から容赦なく腹の底を突き上げられ、尻をがっしり掴まれて、繋がっている部分をグリグリ刺激されてしまう。
更に口には河口の友人のモノが入り込んでいて、喉奥を突かれて何度も噎せそうになった。慣れない大口を開け続けたせいで口元は引き攣り、つい歯を立てそうになって友人に髪を掴まれる。その繰り返しだった。
「ふう、く……んんっ」
苦しい。体重分だけ深く肉棒が食い込み、全身が痺れてめまいがする。生理的な涙がこぼれ、濡れた頬に髪が貼り付き、飲み込みきれなかった唾液が唇の端から喉を伝う。口を塞がれているため呼吸も満足にできず、酸欠で頭がぼーっとした。
「お前、マジでエロいよなあ。これも市川センセに開発されたからか?」
「んぐぅっ!」
河口が夏樹の股間をギュッと握り締めてくる。
既に硬くそそり立っていた場所は手の中でぴくぴく震え、亀頭からねっとりした体液を溢れさせていた。無理矢理感じさせられるのは不本意だったが、身体は少しずつこの状況に順応しているようだった。それがまた悔しかった。
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