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番外・正月編『第6話*』
新年一発目からこんな風に犯されるのは心理的抵抗が大きい。上の口で模型をしゃぶりながら、下の口でも市川を咥えさせられるなんて、冗談じゃなかった。
けれど身体は待ちに待った挿入に興奮しており、解された後孔が涎を垂れ流しながらばくばく痙攣してしまった。そもそも背中で両腕を縛られていては、逃げることができない。
「ははは、お前、めっちゃ興奮してるじゃないか。実はこういうプレイ好きなんだろ?」
「ふ……んくっ!」
「ま、その方が俺も嬉しいけどな。……じゃ、挿れるぞ」
「ふあ……っ、んっ、んんぅ――っ!」
メリメリと入口を切り裂かれ、太い楔が一気に奥まで打ち込まれた。
凄まじい衝撃に身体が震え、結局堪えきれず、溜め込んでいた熱がとぷんと鈴口から漏れ出てしまう。
「あ、挿れただけでイっちゃったか。さすが夏樹、敏感だな」
「ふ……ふ……うぐっ!?」
荒っぽい呼吸を繰り返していたら、中に刺さっていた剛直がいきなり動き始めた。
最奥を突かれたかと思ったらギリギリまで引き抜かれ、入口をぐるぐると刺激した後、再び腹の底を貫かれる。
「うっ! ふあ……ん、んんっ!」
達した直後で敏感になっている身体にはあまりに刺激が強すぎて、夏樹は全身を痙攣させて悶絶した。
(先生、待って……!)
ただ突き上げられるならまだしも、口に玩具を咥えている状態では苦しくてしょうがない。
必死に横を向いて玩具を吐き出そうとしたのだが、舌でそれを押し出そうとした途端、咎めるようにそれを押し戻されてしまう。
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