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春休み編『第16話*』
「そんなに挑発されたら、俺も止められなくなっちまうぞ……? お前を忘れるために連絡も何もかも全部断ったのに……こんな辺鄙なところまで来た挙げ句、ツンデレの極みみたいな告白までしてきてさ……」
「知りません……っ! 全部先生のせいなん……あぁっ!」
乱暴に揺すぶられ、これでもかと腰を叩き付けられる。自分の体重分、いつもより深いところに硬いものが当たり、自然と全身の力が抜けた。
「ああ、あぁん……せんせ、いい……っ」
「……お前、ちょっと見ない間に大胆になったよな。こんなにエロい夏樹、初めてかもしんない」
「そ、れも……先生が悪いん……ひぃッ!」
「ああ、マジで止まらなくなってきた……!」
「あっ……ふあ……」
市川が夏樹を抱き締めながら、身体を起こした。畳の上に座り込み、再び下から腰を突き上げてくる。
着ていたままの洋服もめくり上げられ、剥き出しになった胸の突起にしゃぶりつかれた。
「ひゃあ! あっ、あっ、あぁ! せんせ、待っ……同時はだめぇ……っ!」
「悪いけどもう我慢できない。俺だってヤるのは久しぶりなんだからな? 今まで離れてた分、たっぷり可愛がってやるよ」
「あぁん!」
赤く腫れ上がっていた突起を甘噛みされ、全身にビリッと強い電撃が走った。三ヶ月以上も触れられていなかったせいか、いつもより身体も敏感になっているようだった。
視界が白く灼け、ガクンと顎が跳ね上がり、背中が綺麗に反り返る。
「あ、乳首噛んだだけでイっちゃったか。和服、汚れちゃったな」
「はあ……はあ……あ……」
「やっぱりお前、最高だわ」
そう言って市川は、一度己を引き抜いた。絶頂を迎えてぐったりしている夏樹を畳に寝かせ、改めて脚を抱え上げる。
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