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体育祭編『第6話*』

「……というわけで、懐かしの補習授業を始めようぜ?」 「あ、いや……っ」  片付けたばかりのマットの上に押し倒され、あれよあれよと体操服をめくり上げられてしまう。袖口だけ残したままシャツを手枷代わりにされ、ますます身動きがとれなくなってきた。  ズボンも下着ごと脱がされてしまい、大事なところを一気に暴かれてしまう。熱を持ち始めた中心が、外気に当てられてちょっとひんやりした。 「あっ、あっ……、だめ、せんせ……こんな……んっ!」  喘ぎ声を上げた口にいきなり下着を突っ込まれ、夏樹は市川を見上げた。脱がされたばかりだからか、自分の温もりがまだ残っている。  市川は整った顔を近づけながら、耳元で囁いた。 「……誰も来ないとは言ったけど、あまり大声を出すと誰かに気付かれちゃうぞ? お前だって、せっかくのお楽しみを邪魔されたくないだろ?」 「っ……!?」 「だから声はちょっと我慢しててくれよな? 家帰ったらたっぷり喘がせてやるからさ」 「っ……んっ、んっ!」  この状況が未だに信じられなくて、夏樹は身を捩って抵抗した。まさか再会して数分で自分のパンツを咥えさせられる羽目になるとは。確かにこれなら声はあまり出ないけど、かなりの羞恥プレイであることは間違いない。 (うう……ホントあり得ない、この変態教師……!)  とはいえ、かなり正直なことを言えば、市川が体育倉庫に現れた時点でこういう流れになることは重々承知していたのだが……。 「っ、ふっ! んんっ!」  市川がこちらに覆い被さり、胸の突起にしゃぶりついてきた。片方の乳首を舌でこねくり回し、もう片方は指先で執拗に弄ぶ。  最初は柔らかな薄ピンク色だった部分が、刺激を与えられたことで徐々に硬く充血していき、ぷっくりと赤くくびり出てきた。そうなるとますます身体が敏感になってしまい、ちょっと触られるだけでも背中が浮き上がってびくびく反応してしまう。  ここまで開発されてしまった自分の身体が恨めしい。

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