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※ そして気付いた想い

レジが頭を動かすとそれに合わせてルゥの腰が揺れる。もうほとんど力が入っていない手が添えられるように肩に置かれており、ルゥがかなり感じていることは一目瞭然であった。 自身の下半身も興奮に熱が集まっていたが、今はルゥを乱れさせることに意識が向けられていた。 何も知らなかったルゥが自分のすることによって乱れる姿は、レジをこれ以上ない程に興奮させた。 しかしこれより先は流石にまずいだろうかと思いルゥの顔を覗き見ると、潤んだ瞳と目が合った。耳は垂れ口の端からは飲みきれなかった涎が顎を伝っている。視線を合わせたまま、口に含んだペニスの先端をじゅるっと音を立てて強く吸うと、ルゥはギュッと目を閉じて震えた。そしてまた恐る恐る目を開けレジの行動を見つめる。 (・・・もう少し、いけるか?) 嫌がっている様子がないことを確認したレジは、更に先へと進んでみることにした。咥えていたものから一度口を離しこちらを見つめるルゥへ再び唇を寄せる。 「んぅ・・・」 今まで咥えていたもののせいで先程と違う味に一瞬眉を顰め唸ったが、すぐに大人しく舌を絡めてくる。ルゥがキスに夢中になっている隙にレジはてらてらと光るペニスより更に下、奥まった部分へと指を這わせた。先走りや唾液が溢れ既に濡れているそこに、ゆっくりと指を埋める。 「!!??」 流石に驚いたのかレジを押し返そうとするのを、より口付けを深くすることでかわす。通常なら出すことが専門のそこはレジの指を追い出そうと収縮する。 (確か・・・) 力を抜かせるために尾てい骨の辺りから生えている尻尾の付け根を撫でれば、予想通りふにゃふにゃと力が抜け抵抗が弱まった。 「力抜いて」 「ぅ、ぁ、そこ、、ゃだっ、、ふ、ぁ、」 尻尾を撫でつつもふもふとした耳に舌を這わせ軽く口に含み甘噛みすれば、完全に抵抗する力が無くなった。その隙に後ろへと埋めた指をぐっと奥に埋め込み、ゆるゆると抜き差しをする。 ルゥはその後ろを弄られる違和感に眉を顰めるが、どうにも尻尾と耳への刺激に力が抜けてしまい抵抗らしい抵抗が出来ない。 (っ、??) 初めは違和感しかなかったそこへの刺激の中に、時折ビリリとした刺激が駆け抜ける時がある。何度か指を動かしているうちに、掠めるだけだったそこを指が抉るように刺激した。 「っんぁっ!!」(!?!?) 咄嗟に自らから出た声にルゥは驚き固まる。 「!?、なに、、っ、あっ」 「ここか」 驚き慌てるルゥとは逆にニヤリと口角を引き上げるレジ。ルゥが声を上げたしこり部分を何度も刺激する。 「あっ、ゃだそこ、、っ、んぅっ」 突然襲ってきた強過ぎる刺激にルゥは目の前のレジに必死にしがみついて堪える。その刺激を与えているのがまさにそのレジだというのに、助けを求めるように縋り付くルゥの姿がレジの中の庇護欲を掻き立てるとも知らずに。 「レジっ、レジ、、」 「大丈夫だから、そのままイきな」 中を一際強く抉るとルゥはレジに言われるがままに三度目の熱をレジの腹へとぶちまけた。 はぁはぁと息の乱れたルゥの中から指を抜いたレジは、ルゥが出した物を軽く拭き取り同じくベッドに寝転がる。顔にかかった髪を払い、ピンクに染まった頬を撫でているとゆっくりと赤い瞳がこちらへと向けられた。 「なんか、最後の凄かった・・・」 「昔軍の仲間が話していたんだ」 「そう・・・」 それだけを言うとゆっくりと瞼を閉じたルゥ。ゆるゆると頬を撫で続けていると小さな寝息が聞こえてきた。熱を発散してすっきりしたからか、はたまた初めての体験にしては刺激が強すぎたのか。乱れた姿のままで眠りについてしまった。 レジは端の方で丸まってしまっている布団を引き上げその体に掛けてやる。先程までの色気に満ちた姿からは想像出来ないほどに、安らかな顔で眠っている。 しばらくその姿を眺めていたレジは、次の瞬間には頭を抱えていた。 「いやいやいや、やり過ぎだろ・・・」 ルゥに誘われたようなものとはいえ、ついやり過ぎてしまった自覚はある。自慰すら知らなかった相手に対して手を出してしまった罪悪感が、今更になって襲いかかってくる。 しかも後半はルゥを乱れさせることに集中し過ぎて自らの下半身は放置していたというのに、何故か出してもいないのに満足している自分にも驚いた。 なんというか、自分の手により快感に乱れるルゥの姿は、控えめに言って最高に可愛かった。 この感情はもはや仲間に抱くものでは無いだろう。 「俺、ルゥが好きなのか・・・」 言葉に出してみても、なんの違和感もない。むしろすんなりと受け止めることが出来るその想いは、一体いつからなのか。 ただ一つ言えることは、 「明日どんな顔をすればいいんだ・・・」

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