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※ 素直になれ

何度も角度を変え唇を合わせる。それと同時に十分に解された後ろからぐちゅぐちゅと水音がなる。 レジは悩んでいた。前回の発情期の時は流れで後ろを弄ったが、そこで終わった。今回もルゥが嫌がっていない、というか気持ちがいいと言っているのでここまでは問題がないだろう。 しかし、レジとしては出来ればこの先に進みたい。 性の知識が無いからかキスや身体に触れることに対して、ルゥは特に抵抗がないように思う。むしろ気持ちがいいことに対しては積極的なようで自ら求めてくるほどだ。 (でも流石にこの先はルゥの気持ちを聞いてからじゃないと・・・) ぶっちゃけここまでのことをしていればルゥの気持ちも何もないように思うが、レジの中ではやはりセックスは気持ちの通じ合った者がするという考えがあった。レジはルゥのことが好きなので勿論セックスもしたい。しかし、ルゥがレジをどう思っているのかは自分が返事を急がないと言った手前、まだわからないのだ。 嫌われていないというのはわかるし、好かれているとは思う。だが、その気持ちがレジがルゥに向けているものと同じかと言われると確証は無いのだ。 「ん、何を考えてる」 相変わらず後ろに入れられた指で弱い部分を刺激していたが、少しその動きに迷いがある事にルゥは気付いた。既に何度もイって頭がふわふわとしていたが、終わりなら指を抜けと視線で促す。 「ルゥ・・・、ここまでやっといてなんだが、最後までやりたい」 「?やればいいだろ」 やりたいならやればいいだろうと、簡単に言ってのける。いくら知識が少ないとはいえ最後までということが、セックスをしたいということなのは察しのいいルゥには理解出来ていた。そして、やりたいならやればいいと本気で思っているのだ。 ルゥとしては発情期に娼館へと行くダグ達の姿も見ているのでセックス自体に抵抗は無かった。それを男同士でする事に対しても、そういう事もあるのだなとやたらと達観した考えで受け入れている。そして何よりレジはルゥの事が好きであるし、ルゥも他人とセックスをしたいという気持ちは無いが、レジとならしても良いと思えた。 しかしレジには迷いがあるようだ。それはルゥがまだレジの気持ちに対して明確な答えを出していないからなのだが、ルゥとしてはレジが自分とそういったことをしたいと思っているのなら特に断る理由が思いつかなかった。 「無理にしなくてもいいんだぞ?」 自分がしたいと言った割に何故か消極的な様子に、ルゥは若干ムッとした顔をする。 「やりたくないならいい。俺は嫌だったら嫌と言う」 「っ!わ、悪い!やりたい!やらせてください!」 「ん」 慌ててそう言うレジにルゥは満足そうに頷く。初めから良いと言っているんだから素直になればいい。何より嫌だと思えば殴り飛ばして阻止するくらい簡単に出来るのだ。 既に散々弄られた後ろは十分過ぎるほどに解れている。濡れ具合いも申し分ない。その事を確認してから下半身に手を伸ばせば、期待からか腹に付かんばかりに勃ち上がり先走りを零す自身にレジは苦笑する。 (・・・入れてすぐに爆発するのだけは、避けたいな) 「いくぞ」 「ん」 さあ来い、と初めてのはずなのに何故かすごく男前に構えるルゥ。しかしいつもと同じ表情に見えてその頬が赤く染まっていることや、瞳が潤んでいることで今からすることを実感させられる。 レジはゆっくりと先程解したそこへと己の熱を押し当てる。筋肉でキュッと引き締まっていながら、柔らかく吸い付いてくる。平均よりもふた周りほど大きなレジのそれは、本人の心配を他所に少し腰に力を入れるだけでルゥの中へと入っていく。 「ん、」 中は熱く柔らかいのにきつく、より奥へと導くように絡みつく。その余りにも心地よい感覚に無理矢理奥へとねじ込みたくなるのをどうにか抑え、少しづつ奥へと熱を埋めていく。 「っ、痛くないか?」 「ふぅ、、ん、意外と、平気」 かなり圧迫感はあるが散々慣らされたおかげか痛みはなかった。それよりもかなり大きく見えたレジのペニスが自分の中に入っていることに素直に驚いた。しかしまだその全てが埋まったわけではない。ルゥに負担がかからないよう、様子を見ながら腰を進めるレジ。 「っ!、そこっ、ん、ぁっ」 「ルゥの好きなとこだな」 半分程が入った所で肉厚な先端部分がしこりを強く抉った。そこを何度かカリで引っ掻くように往復すれば、堪らずルゥがレジの首に腕を回ししがみついてくる。どうやらルゥは強過ぎる快感を耐える時に目の前のものにしがみつく癖があるようだ。そして鼻先をスリスリと擦り寄せてくるその仕草がたまらなく可愛いのである。 その可愛さをレジが堪能していると動けと催促するようにルゥに首筋を噛まれた。地味に痛い。

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