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※ 欲望のままに

続け様にイかされたことで珍しく息の上がったルゥをうっとりとした顔で見つめるレジ。目の端から溢れる涙も熱のこもった表情も吐き出した欲に汚れた下半身も、全て自分の手によってのものだと思うとひどく興奮した。 「ん゛ぁ、、っ、」 「可愛い」 散々ほぐし柔らかくなったそこから指を抜けば、小さな喘ぎ声と共にピュッと少量の白濁が飛び出た。快感にとろけたその表情に素直な感想を漏らせば涙の膜が覆う赤い瞳に睨みつけられる。 赤く染まった目元を涙を拭うように舐め上げれば擽ったそうに擦り寄ってきた。そのまま甘えん坊タイムに入りそうな様子である。確かに普段であれば既に激しいセックスを終えたかのような満足感と疲労感がある。 しかし、実際はまだ前戯の段階と言ってもいいだろう。その証拠にまだ一度もイっていないレジの腹につくほどに硬く勃ち上がった下半身。それを首筋に頭を寄せ甘えるルゥの後孔へと宛てがう。触れた熱にルゥが反応するよりも早く、レジはゆっくりとそれを中へと押し込んだ。 「っ!、ぁっ、」 「まだ終わりじゃないぞ」 しっかりとほぐされとろとろのそこはレジの長くて太いペニスを柔らかく包み込む。油断していた状態でのその刺激はゆっくりとはいえかなりのもので、ルゥはレジの首に腕を回し快感に堪えた。 いくら体力のあるルゥとは言え、やはり連続でイった直後の挿入は辛い。何よりレジの規格外のソレはただ入れているだけでもルゥの弱い箇所を強く圧迫する。そして今日のレジはとことんルゥを快感の奥底へと落としにかかっているため中が馴染むのを待つ、なんてことはしない。 奥まで届いたかと思えばまた全体を刺激しながら入口ギリギリまで抜かれ、また奥までと押し込む。その動きはどんどんスピードを増していく。 「はっ、ぁ、、ん゛あぁっ、、くそっ、!」 次から次へと襲いかかってくる快感に声を抑えることも出来ず、涙目でレジを睨みながら悪態をつく。 「ルゥ、本当に可愛いな」 「んっ、、むか、つくっ!」 そう返すルゥの下半身からは回数を重ねて薄くなった精液がぽたぽたと垂れている。この状態でまだ悪態のつけるルゥの精神の強さに驚きつつも、耳をペタリと垂らし身体をビクつかせて元凶に抱きつく姿にレジはデレデレだ。 パンッパンッと肌と肌がぶつかる音がなる程に激しく動けば流石のルゥからも意味のある言葉は出なくなり、普段よりも高めの声が部屋に鳴り響く。 「く、ぁっ、、ん゛ッッ!!」 「っう゛、」 奥をえぐると一際大きな声と共に中を締め付けた。もう何度イかされたかもわからない程に達したルゥのペニスからは、白濁ではなく透明の液体がバシャッと勢いよく溢れる。搾り取るようにうねる中の動きに堪らずレジも三度目となる中に熱を吐き出した。 すでに行為を初めて二時間以上経っており、ベッドは二人の体液で見るも無惨な姿となっていた。 「っはぁ、はぁ、、、レジ、抜け」 「ん」 顔も身体も涙や白濁などで濡れたルゥの姿にレジも今回は大人しくルゥの言葉に従う。荒い息を整えるようにゆっくり息を吐きながらベッドに四肢を投げ出して横たわるルゥ。目元は赤くなり、そして身体中至る所に鬱血痕や歯型が散らばりなかなかに酷い姿である。 そして余裕が無くなり加減がおかしくなったルゥによって、レジの身体にもルゥに負けない程に鬱血痕や歯型が散らばっている。中には出血してる箇所さえあった。 「・・・酷いな」 お互いの身体を見てルゥがボソリと掠れた声で呟いた。普段から行為の痕は激しい方ではあったが今回のはレベルが違う。 「ちょっとやり過ぎたな、すまん」 「ちょっと、ではないと思う」 「でも加減が出来なくなる程気持ち良かっただろ?」 始めの寸止めはキツかったが確かに気持ち良さはこれまで以上のものがあった。我慢させられた分が蓄積されたかのような快感は脳を痺れさせた。しかもその後に何度も何度も休憩も無くイかされたのは、今でも身体中にジワジワとその余韻が残っている。 「ん、たまにならあり」 気持ちいいことは嫌いじゃない。我慢するのは嫌だがその後の快感はなかなかに凄かった。毎回は疲れるので遠慮したいがたまには今日くらい激しいのも悪くない。 「後始末はレジ」 「任せろ」 色々なものでベトベトする身体が気持ち悪いが動く気にはなれないルゥをレジは甲斐甲斐しく世話をする。まずは用意しておいた水を飲ませ、濡れた布で全身を隅々まで丁寧に拭く。シーツなどは使い物にならないので一式剥ぎ取り予備の物に入れ替える。 作業が終わるのを毛布にくるまり床で待っていたルゥは気付けば睡魔に負けてうとうととし始めていた。綺麗になったベッドにルゥを引き上げれば、すぐさま丸くなって寝る体勢になる。レジもその隣に横になり、ふわふわとした柔らかな髪に唇を寄せる。 「おやすみ」 すでに完全に夢の中に潜り込んでしまっているルゥからは返事が返ってくることはなかった。

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