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第72話【R18】
涼真の頭を左腕に乗せて、目が合えば恥じらうように逸らされた。
…くっ…我慢大会かよ…
俺の腰を跨ぐように涼真の脚を絡めさせて…。
ナニコレ…この、いやらしいポーズ…。
いや、俺がさせたんだけどさ。
右手で涼真の太腿を辿り、キュッと締まった尻を手のひらで撫で回せばそれはもうセクハラ親父がやってる事と大差無い。
「郁弥…?」
「あぁ…と、俺の手にローションだせる?」
「…ん…」
ドロッとした透明な…それでいていかがわしい液体を手に纏わせて…そろそろと俺の知らない涼真の未知の部分に指を侵入させた。
「…ぁン…」
小さな声で鳴く涼真。
ズクンと俺の俺が痛いくらいに反応する。
キュッと硬く閉じた蕾をくるくると優しく撫でれば少し緊張が解れたようだ。
痛くないように、なるべく嫌悪感を持たせないように中指をその中に侵入させた。
中は…思ったよりも柔らかくて、それはやっぱり涼真が一人でアレをしていたからなのかと…少し複雑な気持ちになった。
ソロプレイを目撃したのは随分前に一回だけだが…事後感は数回…。
それを想像して抜くんだから俺も同罪、いや、それ以上に罪深い、と思う。
粘膜を内側から押し広げるように指を入れまわし、指の数を増やす。
指の数はすぐに三本になった。
「…あ…、い…郁弥…あの…俺…」
「痛いか?」
「違くて…俺…自分で…その…後ろを…」
「いいよ、言わなくて」
「…」
不安げに揺れる瞳に俺はキスを一つ落とした。
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