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第172話【R18】
「…ッ…ン!」
鎖骨を唇でなぞれば悩ましげな声が聞こえる。
涼真の身体には俺が付けた紅い印…それを確認するように、時々歯を当てた。
首筋をさらけ出している涼真は唇で強く食む度に身体をビクッと震わせた。
「もう…。跡…付けんなよ…」
「…俺の…」
「…あ…ッ」
わざと強く噛んで歯型を残してみたら…何だろう…涼真には悪いが興奮する。
溢れる涎を手の甲で拭き尚も肩や腕に柔く噛み付いた。
「郁哉…それ痛いよ…ンンッ!あッ!」
「でも…萎えないのな。ほら、先っぽから溢れてきてる…」
俺の腹は涼真の先走りでてらてらと光っていた。
「……だ…だって……あ…ッ」
涼真を抱えてベッドに寝転がり、身体を入れ替えた。
「ゴメン…優しくする…」
涼真の身体に自重をかけ過ぎないように跨ぎ、身体をぴったりと重ねる。
下から伸びた涼真の腕が俺の頭を引き寄せて髪をまぜた。
「…ちょっとなら…いい…よ。でも…」
「いッ…て」
耳朶を思い切り引っ張られた。
「酷くしたら…仕返しする」
…触れている涼真の身体が急に熱くなり、きっと照れて顔を真っ赤にしているんだろう。
そんな所も可愛いや。
「じゃ、ここから可愛がっていい?」
涼真の胸の小さな蕾を指で摘んで捏ねた。
「ん…いっぱい…して…あ!」
両方の先端を指先で捏ねた。
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