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第186話【R18】
「あ…ン…」
組み敷いている身体が大きく震えた。
ほぼ同時に俺も涼真の胎でイき、まだ硬さを保ったままのモノを名残惜しく停留させている。
「熱いし痛いんだけど」
うつ伏せ状態の涼真からクレーム。
涼真の背中に汗で湿った身体を密着させてりゃ嫌がられるよな。
体力を消耗させないような配慮(?)での寝バックだったが…そのせいで涼真の肩やら背中が歯型だらけになってしまった。
動物の本能なのか…ヤッてる最中、夢中になってガブガブと噛み付いたようだ。
「うぅ、ゴメン、でも出たくない。涼真ン家の子になる」
「バカな事言うなよ」
涼真は疲れてるだろうし、明日は会社だし、真咲だって帰って来るし…分かってんだけどさ。
「気持ちよくてどうにかなりそう…」
「…俺だって…い、郁弥とすんの、気持ちいい」
「涼真…」
身体を横に転がしてようやく涼真の胎から俺をズルっと引き抜いた。
「あッ…何でまだそんなに大っきいままなんだ?」
「大っきいなんて…」
「そこ!照れる所じゃないし」
並んで転がるベッドの上で、俺と涼真は声を出して笑った。
「何か…さ、子供の頃告ってたらってずっと思ってたんだけど…そんなのどうでもよくなる程今が幸せだって思う」
「郁弥…」
「俺と…ずっと一緒にいてくれよ…涼真」
「…あ…と、とりあえずシャワーしてきていいかな?」
涼真はいそいそとベッドから抜け出す。
「え!今いい事言ったよ、俺!」
「じゃ、お先!」
さっさと部屋を出ていかれてしまった…。
一人残されたがチラッと見えた涼真の横顔は…見た俺が有頂天になる位に嬉しそうだった。
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